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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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色々考えさせられる作品。

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アニメが話題になってたので一話観たらハマってしまい・・・三巻まで買ってきました(^^; 今時の少年漫画はこんなえげつないのか・・・!(゜Д゜;)まぁでも別冊だし金田一とかもエグかったかー。漫画も続きが気になって面白いですが、アニメすげぇな!という感想です。話の膨らまし方とか設定や絵面の補足、セリフの深みがすばらしい。音楽もイイね。厨二OPで引っ掴んで不気味で陰惨なBGMが人々の不安や恐怖、切迫した状況の緊迫感を伝えてくる。三巻までだと色々唐突に見える主人公のキャラも何でそうなったのか、ってことが理解できる流れだし。今の現実と重なる部分がアニメだとより強調されていて主人公や周囲の人の考え方、今後の展開がどう演出されてどこに着地するのか凄く気になります。日本人だからそう思うのかなー? こういう作品を仲良く楽しめる内は大丈夫、っていう気もしますね。


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良かったーガン泣きしたー。・゜・(ノД`)・゜・。

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昔あさどら大っ嫌いだったんですけど、母が見てるのとヅカOGの登場率的にかかってると目に入る。てるてる、ゲゲゲ、梅ちゃんとイライラしなくなってきたのは年とったせいなのか俳優さんが好きだからなのか・・・と思ってたら今回は凄くハマった。主人公が初め典型的な独善的ヒロインキャラだったのに、挫折を知って、愛を知って自分の願望と周囲の現実をうまく折り合いつけられるようになっていくホントの成長が見える話だったなー、と。「こんな展開ありえんやろ」とツッコまれてるみたいだけど、ありえんと思える人はどんだけ幸せな人生を送ってきた人なんだよ、と逆にツッコみたい。みんなが優しくて自分に賛同してくれる世界の方がよっぽど気持ち悪いわ! 嫌なことはビックリするくらい続く時は続くし、周囲の人のダメっぷりの方向性もリアリティ溢れまくりだと思う。でも最後の独白で、一人一人の良いとこをちゃんと認めてたじゃないですか。その上で、その人たちが自分の嫌なとこも含めて受け止めてくれてたから、支えられてたから今の姿があるんだ、って。どうにもならないことをありのまま受け止めて、その上で誰かのために生きたいという言葉は凄く良かった。続き作らないでほしいな。絶対蛇足になる。「目覚めなくても良い」(それでも希望は捨てない)っていう覚悟が素晴らしかったから。究極の純愛やんけー(つД`)さいごの一瞬で目覚めても良かったけど、そしたら凡作になっちゃうよなぁ。


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プライス夫妻のお気持ちにありがたいなぁ、と感動しました。海を越えた場所で作品を大事にとっておいてくれた方々にも。今回の展示が見られて本当に良かったです。

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のっけからゾウーゾウー!大学で散々聞かされたので(笑)本物の迫力には圧巻!屏風の正しい使い方ってやつやなー。あと筆が太い。油絵みたく「あっ失敗しちゃったーテヘペロ☆」→ガリガリガリ・・・ってできないのにあの思いきりの良さはすがすがしい、というのが本当に伝わってくる。虎の毛並みも、躍動感はんぱない。若冲さんだけじゃなくて、蛇玉さんの雪中松も、しんしん降る雪をマジでビッシャー!とやって描いたんだ、って生で見ると改めて凄い。それがまたリアルな表現とか動物の動きだけじゃなくて、じっとただそこに佇んでるだけのはずの木や花一本にも生命の息吹を感じさせる絵になってて驚く。知識だけじゃなくて直接見ないとやっぱりわからないなぁ。
あと物語絵の漫画っぷりと有名なゾウを初めとするデフォルメ・擬人化の鉄板ぶりに「うん、伝統の技(´ω`)」と日本の歴史を感じました。ナニモカワッテナイヨー。しかし源氏は凄いな、どの時代でも。最近夕霧×紫の上に可能性を感じすぎて・・・いやホントこんなにまで萌えとエロスの要素を凝縮してくるとか式部さんマジ天才。
いやしかし若冲が今の時代にいたらどんだけウホホーイ♪と海外飛び回って楽しい人生を歩めていたんだろう、どれほど鮮やかで面白い作品を生み出せていたんだろう、と考えると切なくなった。けど閉鎖的な環境だったから逆に妄想炸裂で楽しくお絵描きできたのかな。物理的に一般人の海外渡航がまず不可能だった時代ならともかく、あの時代の日本は微妙に想像がつくようでつかない。


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陳腐、だがそれが良い。

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ラストシーンで初め「うわーお約束(´Д`)」と思ったんですが、後でじわじわ「あーそれが良いんだなぁ」と。英雄でもロクデナシでもない彼自身に彼はやっとなれたんだな、とじーんと来ました。普通に生きてる大半の人間は極端な聖者にも悪人にもなれない。なりきれない。だから、嘘を塗り重ねて限界に達したあのラストが人間らしくて、ありふれたものの魅力、何で「ありふれた」ことが作品の主題になるのか、ってことを改めて確認させられました。ただ単にテクニックと度胸のあるベテランの英雄ってだけなら今の世の中でウケるストーリーは生まれないし、逆に徹頭徹尾極悪人のピカレスクもカッコ良すぎて共感できる主人公にはなり得ない。凄く世相を反映した、何というか「やさしい」映画なんじゃないかと思いました。正直もう一度見たい、とかのインパクトには欠けるけど・・・。後でじわじわ、セリフとかワンシーンの俳優さんの仕草だったり表情が浮かぶのかもしれない。似たような状況に遭遇したときとかに(笑) アメリカのこういう映画すごく久しぶりに観たので(最近は超大作系と戦争ものしか・・・(-_-;)何かヨーロピアンな感じになっとる、と色々意外でした。


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文学館の展示に心惹かれてGET

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凄く良い買い物でした。特に海と炎の描写が素晴らしい。せっかく大河でも取り上げられてるのに、平家物語は何となく教養の一種としてしか見られていない感じがするのが残念だなぁ、と。三国志レベルに大衆化されても良いのに(´・ω・`) 武勇伝ってノリの『英雄』が少ないからかもしれないけど・・・日本ならではの敗者の美学があると思うんだよね。安野さんの絵にもそれがよく表れていて、一番美しいのが『落ち』の空の色なんですよ。それまで暮らしてきた土地・価値観・世界が失われる心細さ、子々孫々に至る絶望が物凄い伝わってくる。平家物語の主題はそこにあるんじゃないかと思います。本来なら消されるはずだったかもしれない歴史。そこに共感できるのは、やっぱりある程度経験を重ねて、底の気持ちを味わわないと表現できない世界だろうなぁ、と。安野さんがこの年齢まで生きてこられ、この作品を完成させて下さったことに改めて感謝したいです。


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