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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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文学館の展示に心惹かれてGET

凄く良い買い物でした。特に海と炎の描写が素晴らしい。せっかく大河でも取り上げられてるのに、平家物語は何となく教養の一種としてしか見られていない感じがするのが残念だなぁ、と。三国志レベルに大衆化されても良いのに(´・ω・`) 武勇伝ってノリの『英雄』が少ないからかもしれないけど・・・日本ならではの敗者の美学があると思うんだよね。安野さんの絵にもそれがよく表れていて、一番美しいのが『落ち』の空の色なんですよ。それまで暮らしてきた土地・価値観・世界が失われる心細さ、子々孫々に至る絶望が物凄い伝わってくる。平家物語の主題はそこにあるんじゃないかと思います。本来なら消されるはずだったかもしれない歴史。そこに共感できるのは、やっぱりある程度経験を重ねて、底の気持ちを味わわないと表現できない世界だろうなぁ、と。安野さんがこの年齢まで生きてこられ、この作品を完成させて下さったことに改めて感謝したいです。

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凄く良い買い物でした。特に海と炎の描写が素晴らしい。せっかく大河でも取り上げられてるのに、平家物語は何となく教養の一種としてしか見られていない感じがするのが残念だなぁ、と。三国志レベルに大衆化されても良いのに(´・ω・`) 武勇伝ってノリの『英雄』が少ないからかもしれないけど・・・日本ならではの敗者の美学があると思うんだよね。安野さんの絵にもそれがよく表れていて、一番美しいのが『落ち』の空の色なんですよ。それまで暮らしてきた土地・価値観・世界が失われる心細さ、子々孫々に至る絶望が物凄い伝わってくる。平家物語の主題はそこにあるんじゃないかと思います。本来なら消されるはずだったかもしれない歴史。そこに共感できるのは、やっぱりある程度経験を重ねて、底の気持ちを味わわないと表現できない世界だろうなぁ、と。安野さんがこの年齢まで生きてこられ、この作品を完成させて下さったことに改めて感謝したいです。

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