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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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1984の世界ってちょっと日.本的なとこもあるよね。最近自分も毎日してるラジオ体操の浸透ぶりとか、妹の勤め先にも始業前にやるオリジナル体操があるとか。ド○ツは絶対的なルールの厳守に捕らわれ、日.本はとにかく周りの雰囲気に流されるという点でファ○ズムに染まりやすい気質なんだな、と思う。(ルールから外れること、他人と違うことを極端に恐れるから、手抜きや妥協の発想が生まれにくく、結果として競争相手に出し抜かれたり、意固地になって軌道の修正を難しくしてしまう。これが国や社会全体といった単位で起こりうる民族的気質の恐ろしさ。昨今の難民問題に対するドイ○の一連の対応や、日.本なら米/中それぞれへの態度、特にメディアを通して寒々しく感じる気がします。)

以下、いつもの病みを含みつつ右系作家さんに対しての毒アリだったり、逆に右が好きそうな時事に触れていたりするグタグダ

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オカジュン続けて百田作品のイメージついちゃうけど業界的に大丈夫なの?(´Д`;)ジャ○ーズだからどうにでもなんのか。『海賊と呼ばれた男』は先日読み終えましたが(下巻の半ばくらいまで読んで一年ほど放置してた。笑)いやー、『永遠の0』を上回る勢いで百田節全開過ぎて正直くどくなってきちゃって(-_-;) エンタメとしてはあっちのが楽しめたかな。ただ、ちょっとイランに思い入れのある人はグッとくる場面もある。(実はサヘルさんが褒めてたから買いました(^^;)
右/翼と言えば、三島さん没後45年とか。私、彼のことも作品の素晴らしさはともかく、思想とか行動に関しては頭おかしいとしか実は思えないんだけど、アレ?もしかして正しく病んでるのはこっちなんだから絶対的に信じるものを何も持てない方が頭おかしいってことなのか、と最近グルグル考えてる。鶏が先か卵が先か、って話かもしれないけど、大事にしたい人や物はあっても、仮にそれが自分を裏切ったところで特に何も感じないというか・・・。世の中の全てに信頼とかそういう前提を抱いたことがないから。何か言われるとすぐ「ホント!?」って返すから「からかいがいがある」と笑われるけど、別に本当でも嘘でもどっちでも良いからそういう反応になるんだよね正直。相手の状態(健康とか幸せとか)に興味はあっても自分は別にどうでも良いというか。擬態して紛れ込ませてもらってるだけという感覚なので、相手してもらえるだけで十分以上の見返りをもらっていると思うし。この辺やっぱ病んでるのかorz
あ、てか今気づいたけど自分の存在が一番どーでも良いから(むしろ早く消えるべきと感じるくらいの認識)「信じることによって自分が救われたいor相手からの見返りという自分にとっての利益が欲しい」「愛することによって相手からも愛されたいor幸せになりたい」という発想が欠片も生まれず、不要なもの扱いになっちゃってんのかもΣ(゜Д゜)

そういえば遂に国が慰.安婦研究所作っちゃうんだってね。完全に後戻り・解決不可能だな。せめて70年前の日/本軍一点に絞るのではなく、現代の彼ら自身が抱える問題としての遠征売.春横行や風/俗法改正デモの件、世界中の性産業の歴史と、それこそアンジーが取り組んでいるような戦争と性の問題(取りざたされやすい侵略・進駐先での兵によるレ○プに加え、軍に付き従う娼婦たちの存在、最近もアフリカの仏軍であった体を使って必死に軍需物資を得ようとする現地民との行為など)について、幅広くグローバルに研究する拠点になってくれれば良いのですが(´・ω・`) それこそ「国際性(仏軍の件は少年も含んでたらしいので)と人権研究所」とか「国際女性問題研究所」なんて名前にしとけばウチの右翼の反発とか米様からの「レッドチーム・・・?」疑いもごまかせたし、民主国家が予算かけてわざわざこんなもの作っちゃう国際的な大義名分もより活きたと思うのになぁ。いつものイアンフガー、だけだと「何だ、また反/日物件1つ追加ね」って日.本人の嫌悪と米の疲労感増やすだけだよ( ´△`)

31のアイス無理やり食べたせいか(キッズのタダ券あった上に季節のカボチャ味好きなんだもん><)、それでお腹いっぱいなのに玉こんの味見させられたせいか分からんが、夕食前から気持ち悪い→食後は胃薬飲んだけどいつもよりかなりお腹痛い。全然時期じゃないのに下から出血もしてきたんだが(下ネタすみませんm(__)m)どうなってるんや・・・。近所の内科はやる気ないし精神科は色々面倒だし、てか客観的に見て本当にただ甘えてる状態でストレス要素0なのにこの様が情けなすぎて病院に行くのも怖いっつーか申し訳ないわorz


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1984序盤だけで現実の諸々を思い起こさせ過ぎて泣きそうになる。統制が進むように単純化されていく言語、地中海で沈み行く難民たち、爆撃に次ぐ爆撃、洗脳によって無邪気な憎しみを植え付けられる子どもたちの危険性。隣か、半島か!中/国人の簡.体字に対する怒りと嘆きを思い出したし、ドラマに始まり爆竹やトイレ、アイスから料理店に至るまでの反/日ビジネスや酷いゲームのこと、米.兵の人形に向かって楽しそうに弾を撃ち込んでいる北の子どもたちのことを考えさせられた。
それから先日見た番組で、パレス○ナにボランティア?だかに行った女性が「徹底的にイ○ラエルを憎ませるという教育は間違っていると感じた」という話のことも。確かに国際的に見ればパレ○チナは被害者でイス○エルが酷いのは確か。けれどやっぱり、それを憎しみの口実にしてはいけないんだ、特に幼い子どもに対する教育の中では。ある事象や特定の相手に対してどういう認識や感情を抱くかは、大人になり色んな価値観や意見に接して、実際に経験してから判断すべきこと。その選択肢を初めから奪ってしまう行為は大人として、これからの国を担っていく存在を育てる立場にある者として余りにも無責任で残酷過ぎる。
個人的に現在の韓/国政府に対して感じている苛立ちの根源もコレです。大多数が性の知識すらあやふやだろう小中学生に、いきなりあんなヘビーなテーマの教材配るとか正気なの? しかも同じ陣営の(自国よりでかい同盟国の基地がある)隣国への恨みを忘れないために、とか。日.本人としての抵抗感やことの真偽以前に感覚として信じられない。私は岩/波ジュニアの本初めて読んだ時ものすごく衝撃を受けたし、そのまま真実(給料もらってたり親に売られてた実情だけじゃなく、政府が請求権協定で大金せしめてた件とか。知ったら知ったで相当ショックだろうけど)を追求することなく大人になってしまったら・・・と思うと(((((((・・;) 最近の韓.国見てると、このまま中/国にすり寄っていけば言うこと聞かない北切り捨てて統一させてくれるんじゃないかなー、と本気で考えてそうで怖いんですよね。そこに、もし次の米指導者が「大事な輸送ルートの南シ○海さえ確保できれば、どうせ中/国にしろ北にしろ米本土まで届く核持ってるのは既定事実なんだし日.本海はまぁ諦めるか」って中/国側と妥協→半島からの撤退を決めちゃったら? 一丸となって勢いを増すだろう反.日攻勢と新冷.戦(で済むかは分からんが)の物理的最前線の両方に直面しないといけない地獄/(^O^)\ みんなその辺のこと想像して震えたり・・・しないのかな?

以下、本日の?病みトーク(笑)

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昨日は家族が「ケーキあるよ」と言い切る前に「いらない(確実に無理だから)」と即効で返事したらキレられたので頑張って挑戦してみましたが、二口が限界だった・・・(´-`)ダカライッタノヨー 確かに私の言い方というか態度も悪かったけど、「いつまで食べられないの!?」ってそりゃ正直こっちが聞きたいよ。神経性=気持ちの問題だから何とかなると? いやその精神コントロールがどうにもならないからこその症状なんだけど、理解を求めるのは難しいのかな。やっぱり甘えかな。私が家族でもいい加減ブチ切れる気持ちは痛いほどわかるんだけどさ(-_-;) 元々戻しやすい体質なので、一度無理して吐いちゃったらそれが癖になってリアル拒食症に向かいそうなのが怖いんだよね正直。だから今はとにかく確実に消化できる物を、なるべくバランス良いようにギリギリの範囲で摂取しようと必死なつもりなんですが。はー、本当に何でこうなんだろうorz


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何でそうなってるのか、とか現状の確認・整理するためにも思ってる事どっかに書いといた方が良い、とのことなので某オジサマ等も見習って一日一更新(笑)

①ポケットマスターピース01カフカ
既に他記事で触れてますね(´∀`*)何から読もうかwktk
②高い城の男
映画化されるとのことなので購入。冷戦真っ只中で何としてもウチを西側の仲間としておきたかった時期に書かれたものだから中立性は薄いのかもしれないけど、戦後のアメ○カで旧大○本帝国がどう捉えられていたのか知っておきたくて。ナチやホロコーストと張るくらい、あるいはそれ以上に酷かったという話がまことしやかに出てくるようになったのはいつ頃か、とかその背景に日/本人としては興味がある。バブル期日/本への反感、中.国の経済成長と米への移民の増加、ガチで米相手に覇権を争うことを考慮し始めた中/国による同盟離間工作の本格化・・・などもしかしたら色々読み取れるのかな、って。いずれにせよ終わってから大分経過した時期に、面子も不自然なかたちで表出してきた例が多いのが本気で気になるんですよ、旧日○軍の戦争犯罪って。しかも一回東.京裁判でクソもミソもなくめったくそに裁かれてるのに。(それ以前に国内の軍法会議で処罰済みの案件まで持ち出されてきちゃったり)
③1984
あれだけあちこちで言及されているオーウェル御大の作品、お恥ずかしながら未読で、ポリティカル・コレクトネスの行き着く先への理解を深めるためにようやく購入いたしました(笑)ちなみにハルキのは一巻で投げ出したよ!\(^O^)/

追記:スケカナSP感想
ワグナーの姉貴 カ ッ コ 良 す ぎ ワ ロ タ \(^o^)/ 姉貴史上ブラック・スワン以来の名プロなんじゃないですか? 他の人がやろうとしても凄く難しいというか、なるほど歌入りってこういう方向にも使えるのか!って発見できた気分。大輔さんのスワン・レイク並みの衝撃。ゆうかちゃんは良い意味で対照的な、丁寧かつ優しい滑り。まさにアメリカと日本~って感じで良かったなぁ。今大会しかエントリー無しってもったいないですね(´・ω・`) かなこちゃんも雰囲気変わって、滑り込んだら面白いプログラムになりそう。トゥクタミ様は正直お太りあそばされた・・・? あと今シーズンは曲の壮大さに本人のオーラやテンションが追い付けてない気がする。まぁまだ序盤だけどさー。去年成功した路線にとらわれ過ぎない方が良いかも(-_-;)

羽生くん、晴明神社昔の散歩コースだったけどぶっちゃけ商業主義過ぎてドン引きする勢いだったよ・・・。日本人だからって無理しすぎなくて良いのに、と思ったりもする(^^; まぁ去年のテンくんと言い、アジア系にはそれ自体(民族性?)を押し出していくことが強みに変わる場合もあるのかもしれませんが。 SP昨シーズンは正直何だよこの鬼曲、と思ったけど、今回は逆に曲に入り込み過ぎて気持ちが先走ってしまったような印象を受けた。練習ではジャンプ決まってたし、フリーで挽回できると良いけど(´・ω・`)
Pチャンは正直お衣装を変えるべき。本来持ってる優雅さとシャープさの共存を際立たせる雰囲気で行った方が良いのでは?(曲とフリはそこそこ洒落てるからできなくはないはず)今のだと見た目が普通過ぎて、観客も盛り上がり半減(私だけ?)な感じだし、セーター?みたいなのが重くて邪魔そうに見える。アーロンくんの黒子は黒鳥っぽくて合ってたけど、エンカンくんのロミジュリはもうちょい派手な格好のが良かったと思うしなー(ゆづるくんのプロのイメージ+レオ様ファンだからそう感じちゃうのかもだけど)衣装って意外と大事で難しいよね。
んで、リ ッ ポ ン く ん 頭  ど う し た の?(^ω^) 演技も上手かった気がしたけど衝撃過ぎて他のことぶっとんだ(笑) ゴールドちゃんファン的に村上くんが羨ましすぎてギギギギギ(;`皿´)o 名曲だけどそれだけに難しいんだろうな、ってプログラム、泣かせる仕上がりにしてきましたねー(つд`) 今後も報われる結果が続くと良いな! ペトロフくんはかわええ。ナムくんもちょっと体型変わった? 二人の先輩の要素がチラチラ垣間見えるのが何とも不思議で可愛かー(*´Д`) ミハルくんは相変わらず堅実でカッコ良かったです!

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ポケットマスターピースという素晴らしいシリーズへの期待が止まらない。
※学校の図書館の思い出など、長くなったから畳んでおきます。

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カフカの短編集めた文庫本なんて!日本で見かける文庫版は『変身』と三部作くらいだし、あああ嬉しいよう(((´∀`))) 中学の頃図書室にハードカバーの全集はあったんですけど、ホラ人目気にする微妙なお年頃じゃないですか(一応私にもそういう時期があった(^^;)しかも司書さんが小学校から持ち上がりの方で、貸りるのも恥ずかしいし(転校前の学校でホームズ貸りようとしたら「それまだ難しいと思うよ」とか言われて以来学校の司書さんと親しく話すのが基本的に苦手だったり)、誰かに読んでるとこ見られても面倒くさいし(ソリの合わない国語教師に『新釈・遠野物語』読んでるの見つかって微妙なこと言われたのもあり)、やっぱカフカは思い入れがあり過ぎて持っていたいし、色んな体勢で涙やら鼻水やらで汚す心配もなく何度も読み返したいし、いつかハードな古本でも手に入れるのを待つしかないか・・・(´-`)ショーンと思ってたんですよ。それが!『変身』持ってるけど一作品被るくらい気にしないよ!(てかさっき確認したら、当たり前だけどS27初版(笑)の所持本と訳が全然違ってるみたいだから読み比べるのめっちゃ楽しみ)中也なんか全く同じ詩集カバー違い欲しくなっちゃって二冊あるしな!(ホント本と音楽に関しては自重ができない(>_<))しかもこの後トルストイやドストエフスキー他も出るんだってー♪楽しみすぎる(^▽^) なるべく単品で日本語訳文庫化されてないような短編とか多めに入ると良いなぁ。原語で読もうにもロシア語とか・・・orzとならざるを得ないし、英訳は作家の母語でも自分の母語でもないだけに二重に意図を取り違えてしまいそうな気がするし。とりあえず今日ゲットしたシリーズ1は、これから一作一作楽しみに読みます。
何というか、きっと西村賢太にとっての藤澤清造が自分にとってのカフカなんだよね。時代どころか国も違うという一番残念なハードルがあるけど(笑)ハプスブルク好きでもあるしドイツ語専攻しときゃ良かったのかー。でも日本史が好きすぎてな!やっぱアジア至上主義的なところが抜けなくてな!\(^O^)/ワーイ

てか図書館苦手になったのって親が行かない(そもそも市立も県立も図書館が家から遠かった)+本に対する所有欲だけじゃなくて、上記司書&教師のトラウマ?がもしかして根深く残ってんのかも。高校でも図書室で教師に『痴人の愛』読んでんの見られて面倒な反応されたんだよなぁ。まぁホームズん時は低学年だったし、成績も悪かった(テストの解き方というか、出題に対する答え方が分からなかった)から配慮しての発言だったんだろうけど。当時はガチで古典推理ものにハマってたし、子供だったのもあって正直それなりにイラッと来ちゃって。オペラ座とかドロドロサスペンスホラーも読んでたけど、ちゃんとシートン動物記とかも同時に貸りてたし(最終的に買った)大草原シリーズも好きな普通の子だったと思う。ファーブル昆虫記は別に虫その辺にいるし飼えるから良いや、ってなったな。(動物の方は、コヨーテとか狼なんて絶対身近にいないし飼えない分夢中になれた)
とにかく人の読む本・好きな本に介入せんでほっといてくれるか?というのがこのくらいの時からずっと根っこにあって、その内容を自分がどう受け取ってどう消化したのかも他人に知られたくない気持ちも割と強い方だと思う。(とか言って、ここで感想吐き出さずにいられない時もあるけど。笑)読感とかもめんどくさかったから読んでても絶対に狐狸庵先生の推奨物件とかでは書かなかったな。あえての山田詠美とか「うっわコイツ^ω^#」なネタでゆるく終わらしてた。だって書いてほしい方向性が常に決まってるのに、よく毎年同じ本並べられるよ、って本当思うもん。
それにしてもエログロバイオレンスありな作品を読んでいる女子生徒にそのネタについて声をかけてくるオッサン教師の心境は理解し難い・・・。そういうものを長年評価してきたのが日本文壇ってやつじゃないの?だから学校の図書室にも置いてあるんでしょ?私みたいなのが読んでるのが意外だったから?ネガティヴな意図じゃなかったにしろ、マジでうざくて嫌だったなぁ。三島とか遠藤先生は買ってコッソリで正解だったわー。

追記:
一個関係ない時事ネタ。鯨食べないとか食べたことない、って言い出す日本人が急速に増えたのはどういうことなんや・・・?東北の田舎民だから?30前だけど普通に給食に竜田揚げ出てたよ!馬刺しが好きな人は絶対に鯨刺しだって好きなはずだよ!確かにここ数年で急速に値段上がっちゃって冷凍モノばっかり、鮮度も落ちてお目にかかる機会も減ったけど、それってぶっちゃけ外圧のせいだよね?つまり海外がギャーギャー言わなかったら今もまだ寿司並みの伝統人気食としてモゴモゴ 英語圏住んでる人とかなら分かるし、私も英語でこういうネタ発信する気には恐ろしくてなれないけど、マジで背後から銃弾みたいな論調の変化が一鯨好き民としてガクブルなんだが(((゜Д゜;)))


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このマンガは横山光輝の『三国志』並みに価値がある作品になりつつあると思うんだけどどうか?(でも横山作品で一番好きなのは『徳川家康』だったりする(^^; 家康と側室さんたちとか、旭と秀忠とか秀頼と千姫とか女子キャラとの関係性が良くて。『三国志』で鉄板のガン泣きは貂蝉のエピソード。・゜・(ノД`)・゜・。)

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で、今巻も泣かせるというかカーンッと頭を打ち砕かれるような内容。私が最近ニュース漁りに夢中になってる理由だよまさに!産.経と朝/日、NYTとWSJ、BBCとアルジャジーラ、ついでにRTと環球なんちゃらも、全てのメディアと国の主張を同時に見比べられる世の中に生まれたことがどれほどありがたいか、何て楽しくて幸せなことなんだろう、ってつくづく思います。ユルールの「筆を、言葉を、文字をどこまでも増やす」ってセリフに。敗者の主張を勝者が葬るばかりでは争いの原因を理解できず、それをなくすための希望は消え失せてしまうから。伝わらないから、後世まで、その戦いを知らない人にまで何故そうなったのか、って人々の思いも状況も実態も。敗戦国の人間として昨今の諸々に苛立っていたということもあるかもしれないけど、難民のことに関しても人種差別のことに関しても、昨今蔓延するポリティカル・コレクトネスという”配慮”に対して感じる危うさ、恐怖の根源が込められたやりとりじゃないかなー、ってテムジンとユルールの会話を読んで感じました。
日.本には日.本の、朝/鮮には朝/鮮の、中.国には中/国の、露には露の、米には米のそれぞれに「正しい物語」があって、それらはきっと一つにはなれない。なったらおかしいんだよ、本当は。違う国、違う人なんだから。残さないと、どう感じたか、誰が何をして、結果何が起こり、誰が痛んで誰が何を得たか。怒りも苦しみも喜びも、それぞれが全て記して残せば良い。その全てこそがきっと「真実」で、一番知りたいことだから。私は歴オタだから、昔のことについて「全て」を見られたらなぁ、と不満を感じた経験が結構ある。昔の記録は朝廷や幕府による公式記録か偉い人の日記のようなものしかないから、実際のとこどうだったのか、どこまで情報が行き渡って庶民はどう感じて生活にどう変化が出たのか、転換点や重要人物だって史料読み漁って「もしかしたらこの場所?」「この人の身内の可能性が・・・」とかを延々とやり続けないといけない訳っすよ!それが今は、ちょっとブログやツイッター漁れば右も左も上から下から垂れ流しだし、お金や軍事がこう動いてるんだな、んでこっち側の人はこう思っててあっち側の人はそう受け取ってるんだ、ってのが、多少の制限や監視下にあっても余裕で見られる。その感想もベラベラ吐き出せるし話し合える!素晴らしくない?未来の歴史家だったら、って妄想すると大変そうだけど興奮せざるを得ない(((´Д`;)ハアハア
でも一方でユルールのその発想がすべての王の害になるというのも納得。今ならアメ○カでしょうかね・・・だからウチとド○ツは(ry ただ彼らは、日.本語とドイ○語を殺さなかったから。もしこれが帝国時代のヨーロッパや大陸国家だったとしたら、私たちは私たちの物語を自分たちの言葉で本当に欠片も残せなかったんじゃないか、って。判官贔屓や平家物語のような価値観まで何一つ、根本から変えられてしまった可能性もあったんじゃないか、と他所の国を見て感じたりもする。ので、正直初めての敗北と支配?がこの時代の彼ら相手である意味幸運だったのかもなー、とも思います(-_-;

<プチ脱線>・・・まぁ少なくとも一つ特に不満を挙げるとすれば、国/家神/道についてもかじったし古来のものが政治的に歪められてしまって確かに現状が完全に正しいものだとは思っていないけど(信仰を持たない身で言えることじゃないが)、特定の国の宗教行為について他国が批判するというのは確実に間違っているんじゃないか、ってことかな。地位のある政治家が行うから? かつてその宗教を政治的に利用した末に残虐な戦争を引き起こしたから? そんなこと言い出したら無傷でいられる宗教はないよ。十/字軍も、植民地化も、もちろんI.Sやミャ○マーの仏教徒だって。大量虐殺した独裁者の銅像奉ってるのと同じだとでも捉えられてんのか? そもそも当時のうちは集団狂気の塊状態だったも同然で明確に独裁者と言えるような存在はいなかった訳だが・・・。戦犯(正確には「元」になってるけど)祀ってるバチ○ンさんの扱いは?まさか知らないのか、あえて無視しているのか? とかで、その点については話題に上る度に憤りを感じます正直。何で宗教施設への参拝だの奉納ごときで反省がどーたら、って話になるんだよ(^ω^#) 「彼ら」が何かと比較したがるド○ツの与党名知ってんの? そりゃム○リムとの軋轢生まれるの当然だわ、って感じだよ(笑)

しっかし今巻は圧倒の見開きシーンいつにも増して多いな!テムジンの人たるが故の苦悩、そしてゆるがない獣たろうとする大ハンの強さ。トルイに理想を(そしてそうあったかもしれない自己を)託しすぎたナランの憐れさと、メルミの「愛しています」あんな小さい女の子が、これこそがユルールの言う語られなければならない「人」の心なんだなぁ、と(;_;)そして恐らくはナランの野心と痛みを誰よりも知っていたであろうヴェロニカの最後の思いやりが(´;ω;`)ブワッ 西に向かう彼女の傷口の深さも気になる。シュトヘルはスドー再びなのか。じゃあユルールはあの女の子で戻ってこないかな?玉音同はどうなるのか、次巻も楽しみです!


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