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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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某本がめっちゃ気持ち悪くて鳥肌立った。もし私が多様性のある子供向けの話を書くなら、嫁探しの旅に出かけた王子様が一緒に旅してた騎士と結ばれるとかじゃなく、貧乏な夫婦に三つ子が産まれたとかいうネタを書くだろうな。三人は育てられない、母乳も足りないと赤ちゃん抱えて嘆く夫婦に牛乳を分けに来てくれる牛飼いのお姉さん。独身のお姉さんは「働き手が必要だから」とお腹が満たされ、牛にもなついた1人目の子を引き取っていくのでした。貧しく若い夫婦には色んな意味で余裕がなく、残る2人の赤ん坊はやっぱりギャンギャン泣いてばかり。その泣き声を聞き付けて、近所の大工♂カップルがオモチャを作ってきてくれました。2人目の子は大喜び。それぞれの髪と目の色を合わせたような容姿のその子を、2人は預からせてほしいとお願いする。やっと1人の子と向き合い、慎ましやかでも穏やかな暮らしを送れるようになった夫婦。三つ子はそれぞれ異なる環境で育つけど、きちんと互いが助け合うべききょうだいだとわかってる。時にはお互いの暮らしぶりを話し合って、その違いを面白がったり手伝いに行ってみたり。1人目の子は羊飼いのパートナーを見つけて子供を持ち、2人目の子は世界を回り、色んな機械を買ってきて大きな工場を作ります。お父さんたちと同じように、パートナーは肌の色やルーツが全く違う同性とかね。3人目の子は両親を貧しさから救うために勉強してお医者さんに。やりたいことに一心不乱なので結婚はしません。封建システムに現代の要素ぶっこむから無理のあるBLの下位互換みたいなストーリーになんだよ。現実に置き換えろ。パートナーを見つけることが全てみたいな出発点だと、そっちの人の理屈じゃ私みたいな奴の差別になんだよな。人間より牛が好きだから生涯独身、でも後をまかせる人は欲しいな、1人は寂しいから家族が欲しいな、って牛飼いの「お嬢さん」がいても良いだろうし、同様に両親1番、同じく貧しい人を救うために生涯を捧げたい、と願う子が育ったって良いだろうよ。ダイバーシティを謳うにはおとぎ話のセオリーは適さない。1人の人間がたどり着ける距離に限界があった時代のテンプレなんだもの。他言語や人種、宗教や思想と交わるわけないのに、無理やり肌の色違う人をストーリーにねじこまれても・・・。大体今だって本当に職業やコミュニティで人種混じりあってるって言えるのはほんの一部じゃない? 例外がナチュラルに存在して、そうする事情があったという前提で書かないとダメだ。そして恋愛や結婚が全てではないのよ。
脱ヒキしたてのころ、隠してはいなかったけどちょっと厄介なこともあったりして積極的に「無理だから」とは言わないようになった。でも最近、少しずつダメなんだと言えるようになった。深くつっこまれないし否定されないのはありがたい。歳も歳だし。趣味に生きている人もいれば、子供が持てないことを認めるまでメチャクチャやらかして悔やんでる人間もいる。今も妬み嫉み自分への憎しみは消えない。でもそうだから仕方ない。セクシュアリティも性自認も千差万別です。何したって誰かは傷つくし文句は言われるよ。誰もが歪んでて悲しみ抱えてて、それは何も特別なことじゃない。どうして一部の人は自分が特別だと、特別に扱ってくれと声高に叫ぶことができるんだろう。一緒にいられればそれが1番で些細なことなんじゃないのか。私はジェンダーに抵抗がある人間ではなく、恋愛感情がわからない人間だから彼、彼女らの気持ちが理解できないのかもしれないけど。人種平等に基づく成績差別と同じくらいトランスのアスリートはずるいと思うし、何故そこまでして政治家が媚びたり褒めたりする必要があるんだ、メディアが取り上げるのかとも思う。元から反感持ってる人を煽るだけ。静かに寄り添って生きてる人たちまで標的にされるようなことにならなければ良いと思う。いつか見た、道路側からしか見えない遊園地の片隅で幸せそうにそっと手を繋いでいた2人の姿が忘れられない。とても幸せそうだった。綺麗だった。素直に羨ましいと感じた。ああいう人たちが糾弾されないように、急激な上や外からの圧力ではなく昔の日本のような奔放な(笑)おおらかさを徐々に取り戻す感じで良いんじゃないか。そして私が「結婚しないから」という意味がすぐ通じる世の中になると良いな!(大体「将来はわかんないじゃん」と返される・・・人との接触が吐くほど苦手、子供のためでもなく他人と暮らす必要性が微塵もわからん)

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