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わかりやすくオアシス熱が再燃して流しっぱなしだけど、「とにかく今いる底から自力で這い出せ!」みたいな歌詞が多いじゃないですか。小中一緒のブッダ嬢や親と話してて黒歴史で薄くなってた記憶がよみがえってくると、オアシスと出会った中学の頃の自分も精神的にドン底だったな、って(-_-;) 親友の力になれなかったり、部活で揉めたり、教師はろくでもないのばっかで人間関係最悪だった。早く高校に「逃げる」ことばっか考えてたから、受験はそれほど苦じゃなかったんだけど。(学区分け+別学主流という県内事情のせいで当時は本当に入試のレベルがゆるかったんです(^^;)流行ってた日.本語の歌は恋愛ものばっかりで、自覚してなかったけどAセク人間が共感できるわけもなく、洋物漁るしかなかったんだよね。
そしてノエルのライヴや兄弟の生い立ちを振り返って気づいたけど、今の自分の状況にも符合する曲が結構あんじゃん?と。WhateverもSupersonicもCigarettes and Alcoholも、「ソコに止まってたくないなら今すぐ行動を起こせ、働くなんて面倒だけど、自分の力でしかその場所を脱け出せないんだ」と歌ってくれよる・・・聴きながらその通り、だから素直に頑張ろう、って思える(;_;) もう出会ってから十○年?正直人生の半分以上経ったけど(笑)いつもドン底でのたうってる時に救ってくれてありがとう、と心から思う。二度と復活することがなくても、いやだからこそ彼らは何というか私の青春そのものです。素晴らしい曲をいっぱい作ってくれてありがとう(-m-)
以下、『イン・ザ・プール』読んだら物足りなくて行ってみた元祖キ○ガイもの感想その①(※メッチャ病んでるのでご注意願いますm(__)m)
そしてノエルのライヴや兄弟の生い立ちを振り返って気づいたけど、今の自分の状況にも符合する曲が結構あんじゃん?と。WhateverもSupersonicもCigarettes and Alcoholも、「ソコに止まってたくないなら今すぐ行動を起こせ、働くなんて面倒だけど、自分の力でしかその場所を脱け出せないんだ」と歌ってくれよる・・・聴きながらその通り、だから素直に頑張ろう、って思える(;_;) もう出会ってから十○年?正直人生の半分以上経ったけど(笑)いつもドン底でのたうってる時に救ってくれてありがとう、と心から思う。二度と復活することがなくても、いやだからこそ彼らは何というか私の青春そのものです。素晴らしい曲をいっぱい作ってくれてありがとう(-m-)
以下、『イン・ザ・プール』読んだら物足りなくて行ってみた元祖キ○ガイもの感想その①(※メッチャ病んでるのでご注意願いますm(__)m)
正木先生の研究室前まで。んー、名前を失った主人公という『壁』カルマ氏の着想とかはこっから来てんのかな、と改めて思った。あと当時のキ印認定された患者たちの扱いとか、考えさせられる点はのっけからアチコチにありますね(´・ω・`) 不気味な時計の音しか「過去の記憶」を持たない主人公の発した奇声と、それに応えて隣室から響く少女の悲痛な嘆きと呼びかけ。記憶をなくした自分が狂人だと信じたくなくて、「名前なんかどうでもいいじゃないか、忘れたってチットモ不自由はしない。おれはおれに間違いないじゃないか。」「おれはこんな人間を知らない。今までどこで何をしていた人間だろう。これから先何をするつもりなんだろう。何が何だか一つも見当が付かない。おれはタッタ今、生まれて初めてこんな人間と知り合いになったのだ。」「ああ苦しい。やりきれない、おれはどうしてコンナにおかしいのだろう。」と笑い転げる主人公が(つд`)
んでもって現れた大学教授を名乗る若林博士に名前と過去を思い出すよう執拗に迫られ、「まるで自分の名前の幽霊に付きまとわれているようなもの」と形容する主人公と、彼が己を省みる際に何回も出てくる「空っぽ」や「虚無」という言葉が、記憶を失っていなくても新旧問わず名前やイメージ、他人に定められたテンプレートに振り回されながら中身はそうじゃない、空っぽなのに、社会的な立場と自身という個人の間のギャップに苦しむ人間そのものの姿を象徴しているようで胸に沁みます(;_;)
でもってその博士がしつこい理由がまたイキナリ重すぎる!ただでさえ何もかも思い出せないよるべなさに戸惑っている主人公に、次々突き付けられるおぞましく奇怪な話。事件も異様ならその「当事者」であると語られる彼と少女の現状も奇妙。絞殺されたはずの少女が何故隣の病室で生きながらえているのか?(@_@;) 暗示作用によって人間の精神状態を突然別人のように急変化させ得る「精神科学の応用の犯罪」? 暗示によって一瞬で人間を発狂させた上に、その人間を発狂させた犯人に対する記憶力までも消滅させ得るような時代が来たら、だと? ゾッとするわ(((-_-;)))gkbr それを「害悪」と表現すると同時に、師である故正木教授の『狂人の解放治療』なる研究を「現代の物質文化を一撃の下に、精神文化に転化し得るほどの大実験」と大興奮で主人公をモノ扱いする若林教授の思想にも、研究者ってこんなもんだけど素直に異常性を覚える。主人公の混乱と疑念には心から共感できますとも!いきなり「自我忘失症」「数か月の間、現在のあなたとは全く違った別個の人間として、ある異常な夢中遊行状態を続けておられた」とか言われてもねぇ(;´д`) あ、でも「われわれの日常生活の中で、心理状態が見るもの聞くものによって刺激されつつ、引っ切りなしに変化して行く。そうして一人で腹を立てたり、悲しんだり、ニコニコしたりするのは、やはり一種の夢中遊行でありまして、その心理が変化して行く刹那刹那の到るところには、こうした『夢中遊行』『自我忘失』『自我覚醒』という経過が、極度の短さで繰り返されている。……一般の人々は、それを意識しないでいるだけだ」という部分は真理だと思った。
何も思い出せない主人公の「頭の中の空洞を凝視していると、霊魂は小さく縮こまって来て、無限の空虚の中を、当てもなくさまよいまわる微生物のように思われて来る。淋しい……つまらない……悲しい気持ちになって……眼の中が何となく熱くなって……。」「ホントウの私は……私の肉体はここにいるのではない、どこか非常に違った、飛んでもないところで、飛んでもない夢中遊行を……。」そこまで思い詰めながら、散髪の心地好さに「自分がキチガイだか、誰がキチガイだかわからなくなってしまった。……嬉しいも、悲しいも、恐ろしいも、口惜しいも、過去も、現在も、宇宙万象も何もかもから切り離された亡者みたようになって、前途はどうなってもかまわない……一切合財を諦め切ったような、ガッカリした気持ちになってしまった。」彼の哀しさが解りすぎてツラい@しつこいが病んでる(´;ω;`) 記憶を取り戻すために引き合わされた、例の隣室の少女の寝顔に浮かぶ奇妙な変化の波と、それについての更に不可思議な若林教授の説明。見知らぬ美少女を自分の許嫁だと教えられた事実に主人公が感じる「気味の悪さ……疑わしさ……何とも知れないばからしさ」そして真剣に彼女が千年前の先祖@不倫中^^に成り代わる夢を見ているのだ、と、語る若林の不気味さ、マジ怖い(((゜ロ゜;)))ガクガクブルブル いやしかし彼の話が事実だとしたら本当に可哀想なカップルやなー。恐らく当時のエリート富裕層っぽい家の二人らしいのに(・・;) 結局突然知らされた現実から一端逃避して、主人公の頭の中はもとの木阿弥のガンガラガンに立ち帰り、「何らの責任も、心配もない」状態になったのだけれど、それは同時に「全くの一人ポッチになって、何となくタヨリないような、モノ淋しいような気分」に襲われかけて来てしまった。うんうん、その気持ちもよく分かるー!><
そういえば裏表紙に「読む者は一度は精神に異常をきたす」とか書いてあるけど、最初からおかしい人間は別に何とも(以下略)てかそんなこと言ったら公房さんなんかどうすんのさ(ノ∀`) あんだけ多作で芥川賞まで獲って普通に病死してるけど、作品世界狂気そのものやで? ドストエフスキーやカフカやカミュとかさ!何故か同時に手を付けてるマルケスも(笑)としか思えないのだが・・・。あ、ゲーテ先輩も相当キテるよね、ダンテ先輩はもちろんのこと。たぶん文学に免疫ない人間だけがそう感じるんだって。川端御大や三島に大宰も、死に方見ただけでどこの精神病患者より頭おかしいって分かるじゃん。そういう人間の書いたもんをありがたがってもてはやすのが文芸の世界であって、いくら刺激的なコピーで売りたいからってコレ一作にそこまでの表現を与えるようなヤツにマジで精神科通院歴○年間の人間として苦情言ってやりたいわ^^#
毎晩必死に胃痛起こしながら詰め込めるだけ一所懸命モノ食べて、それでも体重計乗って毎回ガッカリっつーかむしろ恐怖を感じてきた気持ち分かる?この前なんか友達に「三食ちゃんと食べてないでしょ?」って言われたわ。毎食食べたくなくても限界まで食べてるっつーの、15時前後にはヨーグルトだの一個は甘くてカロリーあるオヤツまで摂るようにむしろ前より意識してるわ!でもどうしても受け付けられない食材は変わらず、胃も小さくなってる上に吸収できない体質に日々なってるっぽい。で、最近動いてカロリー消費するようになった事情が重なり・・・まぁ筋肉は落とさないようにストレッチやダンベルはしてるし、目まいとか動けなくなったりはしてないから良いんだけど。最終的な目標が自己処理にしかないっていうのを身体が分かってるからこうなってんのかな(´-`)、というガチからすればチャンチャラおかしい。初めが自費出版、更に執筆・推敲に時間をかけすぎたことで、若干展開の整理ができてないというかカオスなのと、文体の特殊さが相まってそういう印象を与えるのかもしれないけど、ただ体裁や美学が伴っているだけで同じレベルの狂気備えた作品なら他にも沢山あると思う。
んでもって現れた大学教授を名乗る若林博士に名前と過去を思い出すよう執拗に迫られ、「まるで自分の名前の幽霊に付きまとわれているようなもの」と形容する主人公と、彼が己を省みる際に何回も出てくる「空っぽ」や「虚無」という言葉が、記憶を失っていなくても新旧問わず名前やイメージ、他人に定められたテンプレートに振り回されながら中身はそうじゃない、空っぽなのに、社会的な立場と自身という個人の間のギャップに苦しむ人間そのものの姿を象徴しているようで胸に沁みます(;_;)
でもってその博士がしつこい理由がまたイキナリ重すぎる!ただでさえ何もかも思い出せないよるべなさに戸惑っている主人公に、次々突き付けられるおぞましく奇怪な話。事件も異様ならその「当事者」であると語られる彼と少女の現状も奇妙。絞殺されたはずの少女が何故隣の病室で生きながらえているのか?(@_@;) 暗示作用によって人間の精神状態を突然別人のように急変化させ得る「精神科学の応用の犯罪」? 暗示によって一瞬で人間を発狂させた上に、その人間を発狂させた犯人に対する記憶力までも消滅させ得るような時代が来たら、だと? ゾッとするわ(((-_-;)))gkbr それを「害悪」と表現すると同時に、師である故正木教授の『狂人の解放治療』なる研究を「現代の物質文化を一撃の下に、精神文化に転化し得るほどの大実験」と大興奮で主人公をモノ扱いする若林教授の思想にも、研究者ってこんなもんだけど素直に異常性を覚える。主人公の混乱と疑念には心から共感できますとも!いきなり「自我忘失症」「数か月の間、現在のあなたとは全く違った別個の人間として、ある異常な夢中遊行状態を続けておられた」とか言われてもねぇ(;´д`) あ、でも「われわれの日常生活の中で、心理状態が見るもの聞くものによって刺激されつつ、引っ切りなしに変化して行く。そうして一人で腹を立てたり、悲しんだり、ニコニコしたりするのは、やはり一種の夢中遊行でありまして、その心理が変化して行く刹那刹那の到るところには、こうした『夢中遊行』『自我忘失』『自我覚醒』という経過が、極度の短さで繰り返されている。……一般の人々は、それを意識しないでいるだけだ」という部分は真理だと思った。
何も思い出せない主人公の「頭の中の空洞を凝視していると、霊魂は小さく縮こまって来て、無限の空虚の中を、当てもなくさまよいまわる微生物のように思われて来る。淋しい……つまらない……悲しい気持ちになって……眼の中が何となく熱くなって……。」「ホントウの私は……私の肉体はここにいるのではない、どこか非常に違った、飛んでもないところで、飛んでもない夢中遊行を……。」そこまで思い詰めながら、散髪の心地好さに「自分がキチガイだか、誰がキチガイだかわからなくなってしまった。……嬉しいも、悲しいも、恐ろしいも、口惜しいも、過去も、現在も、宇宙万象も何もかもから切り離された亡者みたようになって、前途はどうなってもかまわない……一切合財を諦め切ったような、ガッカリした気持ちになってしまった。」彼の哀しさが解りすぎてツラい@しつこいが病んでる(´;ω;`) 記憶を取り戻すために引き合わされた、例の隣室の少女の寝顔に浮かぶ奇妙な変化の波と、それについての更に不可思議な若林教授の説明。見知らぬ美少女を自分の許嫁だと教えられた事実に主人公が感じる「気味の悪さ……疑わしさ……何とも知れないばからしさ」そして真剣に彼女が千年前の先祖@不倫中^^に成り代わる夢を見ているのだ、と、語る若林の不気味さ、マジ怖い(((゜ロ゜;)))ガクガクブルブル いやしかし彼の話が事実だとしたら本当に可哀想なカップルやなー。恐らく当時のエリート富裕層っぽい家の二人らしいのに(・・;) 結局突然知らされた現実から一端逃避して、主人公の頭の中はもとの木阿弥のガンガラガンに立ち帰り、「何らの責任も、心配もない」状態になったのだけれど、それは同時に「全くの一人ポッチになって、何となくタヨリないような、モノ淋しいような気分」に襲われかけて来てしまった。うんうん、その気持ちもよく分かるー!><
そういえば裏表紙に「読む者は一度は精神に異常をきたす」とか書いてあるけど、最初からおかしい人間は別に何とも(以下略)てかそんなこと言ったら公房さんなんかどうすんのさ(ノ∀`) あんだけ多作で芥川賞まで獲って普通に病死してるけど、作品世界狂気そのものやで? ドストエフスキーやカフカやカミュとかさ!何故か同時に手を付けてるマルケスも(笑)としか思えないのだが・・・。あ、ゲーテ先輩も相当キテるよね、ダンテ先輩はもちろんのこと。たぶん文学に免疫ない人間だけがそう感じるんだって。川端御大や三島に大宰も、死に方見ただけでどこの精神病患者より頭おかしいって分かるじゃん。そういう人間の書いたもんをありがたがってもてはやすのが文芸の世界であって、いくら刺激的なコピーで売りたいからってコレ一作にそこまでの表現を与えるようなヤツにマジで精神科通院歴○年間の人間として苦情言ってやりたいわ^^#
毎晩必死に胃痛起こしながら詰め込めるだけ一所懸命モノ食べて、それでも体重計乗って毎回ガッカリっつーかむしろ恐怖を感じてきた気持ち分かる?この前なんか友達に「三食ちゃんと食べてないでしょ?」って言われたわ。毎食食べたくなくても限界まで食べてるっつーの、15時前後にはヨーグルトだの一個は甘くてカロリーあるオヤツまで摂るようにむしろ前より意識してるわ!でもどうしても受け付けられない食材は変わらず、胃も小さくなってる上に吸収できない体質に日々なってるっぽい。で、最近動いてカロリー消費するようになった事情が重なり・・・まぁ筋肉は落とさないようにストレッチやダンベルはしてるし、目まいとか動けなくなったりはしてないから良いんだけど。最終的な目標が自己処理にしかないっていうのを身体が分かってるからこうなってんのかな(´-`)、というガチからすればチャンチャラおかしい。初めが自費出版、更に執筆・推敲に時間をかけすぎたことで、若干展開の整理ができてないというかカオスなのと、文体の特殊さが相まってそういう印象を与えるのかもしれないけど、ただ体裁や美学が伴っているだけで同じレベルの狂気備えた作品なら他にも沢山あると思う。
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んでもって現れた大学教授を名乗る若林博士に名前と過去を思い出すよう執拗に迫られ、「まるで自分の名前の幽霊に付きまとわれているようなもの」と形容する主人公と、彼が己を省みる際に何回も出てくる「空っぽ」や「虚無」という言葉が、記憶を失っていなくても新旧問わず名前やイメージ、他人に定められたテンプレートに振り回されながら中身はそうじゃない、空っぽなのに、社会的な立場と自身という個人の間のギャップに苦しむ人間そのものの姿を象徴しているようで胸に沁みます(;_;)
でもってその博士がしつこい理由がまたイキナリ重すぎる!ただでさえ何もかも思い出せないよるべなさに戸惑っている主人公に、次々突き付けられるおぞましく奇怪な話。事件も異様ならその「当事者」であると語られる彼と少女の現状も奇妙。絞殺されたはずの少女が何故隣の病室で生きながらえているのか?(@_@;) 暗示作用によって人間の精神状態を突然別人のように急変化させ得る「精神科学の応用の犯罪」? 暗示によって一瞬で人間を発狂させた上に、その人間を発狂させた犯人に対する記憶力までも消滅させ得るような時代が来たら、だと? ゾッとするわ(((-_-;)))gkbr それを「害悪」と表現すると同時に、師である故正木教授の『狂人の解放治療』なる研究を「現代の物質文化を一撃の下に、精神文化に転化し得るほどの大実験」と大興奮で主人公をモノ扱いする若林教授の思想にも、研究者ってこんなもんだけど素直に異常性を覚える。主人公の混乱と疑念には心から共感できますとも!いきなり「自我忘失症」「数か月の間、現在のあなたとは全く違った別個の人間として、ある異常な夢中遊行状態を続けておられた」とか言われてもねぇ(;´д`) あ、でも「われわれの日常生活の中で、心理状態が見るもの聞くものによって刺激されつつ、引っ切りなしに変化して行く。そうして一人で腹を立てたり、悲しんだり、ニコニコしたりするのは、やはり一種の夢中遊行でありまして、その心理が変化して行く刹那刹那の到るところには、こうした『夢中遊行』『自我忘失』『自我覚醒』という経過が、極度の短さで繰り返されている。……一般の人々は、それを意識しないでいるだけだ」という部分は真理だと思った。
何も思い出せない主人公の「頭の中の空洞を凝視していると、霊魂は小さく縮こまって来て、無限の空虚の中を、当てもなくさまよいまわる微生物のように思われて来る。淋しい……つまらない……悲しい気持ちになって……眼の中が何となく熱くなって……。」「ホントウの私は……私の肉体はここにいるのではない、どこか非常に違った、飛んでもないところで、飛んでもない夢中遊行を……。」そこまで思い詰めながら、散髪の心地好さに「自分がキチガイだか、誰がキチガイだかわからなくなってしまった。……嬉しいも、悲しいも、恐ろしいも、口惜しいも、過去も、現在も、宇宙万象も何もかもから切り離された亡者みたようになって、前途はどうなってもかまわない……一切合財を諦め切ったような、ガッカリした気持ちになってしまった。」彼の哀しさが解りすぎてツラい@しつこいが病んでる(´;ω;`) 記憶を取り戻すために引き合わされた、例の隣室の少女の寝顔に浮かぶ奇妙な変化の波と、それについての更に不可思議な若林教授の説明。見知らぬ美少女を自分の許嫁だと教えられた事実に主人公が感じる「気味の悪さ……疑わしさ……何とも知れないばからしさ」そして真剣に彼女が千年前の先祖@不倫中^^に成り代わる夢を見ているのだ、と、語る若林の不気味さ、マジ怖い(((゜ロ゜;)))ガクガクブルブル いやしかし彼の話が事実だとしたら本当に可哀想なカップルやなー。恐らく当時のエリート富裕層っぽい家の二人らしいのに(・・;) 結局突然知らされた現実から一端逃避して、主人公の頭の中はもとの木阿弥のガンガラガンに立ち帰り、「何らの責任も、心配もない」状態になったのだけれど、それは同時に「全くの一人ポッチになって、何となくタヨリないような、モノ淋しいような気分」に襲われかけて来てしまった。うんうん、その気持ちもよく分かるー!><
そういえば裏表紙に「読む者は一度は精神に異常をきたす」とか書いてあるけど、最初からおかしい人間は別に何とも(以下略)てかそんなこと言ったら公房さんなんかどうすんのさ(ノ∀`) あんだけ多作で芥川賞まで獲って普通に病死してるけど、作品世界狂気そのものやで? ドストエフスキーやカフカやカミュとかさ!何故か同時に手を付けてるマルケスも(笑)としか思えないのだが・・・。あ、ゲーテ先輩も相当キテるよね、ダンテ先輩はもちろんのこと。たぶん文学に免疫ない人間だけがそう感じるんだって。川端御大や三島に大宰も、死に方見ただけでどこの精神病患者より頭おかしいって分かるじゃん。そういう人間の書いたもんをありがたがってもてはやすのが文芸の世界であって、いくら刺激的なコピーで売りたいからってコレ一作にそこまでの表現を与えるようなヤツにマジで精神科通院歴○年間の人間として苦情言ってやりたいわ^^#
毎晩必死に胃痛起こしながら詰め込めるだけ一所懸命モノ食べて、それでも体重計乗って毎回ガッカリっつーかむしろ恐怖を感じてきた気持ち分かる?この前なんか友達に「三食ちゃんと食べてないでしょ?」って言われたわ。毎食食べたくなくても限界まで食べてるっつーの、15時前後にはヨーグルトだの一個は甘くてカロリーあるオヤツまで摂るようにむしろ前より意識してるわ!でもどうしても受け付けられない食材は変わらず、胃も小さくなってる上に吸収できない体質に日々なってるっぽい。で、最近動いてカロリー消費するようになった事情が重なり・・・まぁ筋肉は落とさないようにストレッチやダンベルはしてるし、目まいとか動けなくなったりはしてないから良いんだけど。最終的な目標が自己処理にしかないっていうのを身体が分かってるからこうなってんのかな(´-`)、というガチからすればチャンチャラおかしい。初めが自費出版、更に執筆・推敲に時間をかけすぎたことで、若干展開の整理ができてないというかカオスなのと、文体の特殊さが相まってそういう印象を与えるのかもしれないけど、ただ体裁や美学が伴っているだけで同じレベルの狂気備えた作品なら他にも沢山あると思う。
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