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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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やっぱ古事記大好き・・・!(´Д`;)ハアハア

しっかし中車さんとなった香川氏がどんな気持ちで帝を演じているのかと思うと(つД`)最後の父ちゃん出てくるところとかさー。ホントむしろよく許せたよアンタ!でも、ヤマトタケル自身もだけど、子は親に対して「愛されたい、認めてもらいたい」っていう無償の感情を抱いてしまうものなのかなー、と何か余計切ない気持ちに(´;ω;`) 「良いの?これで良いの?ボクちゃんと出来てた?」って表情でお父さんとおじいちゃんの方キョロキョロうかがう団子くん見ちゃうと更に。全てのキッカケというか、親しいイトコに苦しい選択をさせてしまった猿之助さんの必死の、そしてやはり天才だなと感じさせる気迫のこもった演技にも本当に胸打たれて・・・自分がセクシュアリティ的に迷走して悩みまくってる時期でもあるからさー。彼が襲名と同時に背負おうとしているもの、その覚悟が強く見える舞台、ヤマトタケル像でした。
まぁこの精神状態だし、セリフが一々突き刺さるんだ、タケルの「生まれてこなければ良かったのだ!」とか、大好きな()弟橘媛(今回の呼び名はオトヒメ)の入水シーン。歌舞伎はホント「間」が良いよねぇ。他の舞台なら「おいおい一つの場面に時間かけ過ぎだろ(笑)早く死ねよワロタ^^」となるところが(ヒッデー。いや某ベルばらのアンドレ死ぬシーンとか凄くツッコミまく(以下略))、より登場人物の悲しみや覚悟や想いが伝わるよう、観客の感情を盛り上げる展開に持っていくために必要とされる時間へと化ける。愛する人に罪悪感を背負わせたくない、一方で最後まで彼の最大限の愛情を感じながら旅立ちたい、という複雑な女心が(つД`)ウワーン泣かせる、大好きー!ヅカ『MAHOROBA』でオトタチバナが美しい声で歌いながら海に消えていく演出も好きでしたけど。
あぁもうこの日本独特の「入水」という所謂自殺の表現を美しい物語として仕上げてしまう発想ってヨソの人からは評価されにくいだろうし、自殺大国呼ばわりされてたりで問題あるのかもしれないけどすごく好きなんですよねぶっちゃけ。夫が死んで妻が後追い入水エピなんか山辺皇女や勾当内侍等々わんさかあるし(最終的に統治時代の台/湾にまで伝わってしまったくらい・・・外代樹さん(-人-)合掌)、平家物語の二位尼「波の下にも都はございます」なんて、いくら幼い孫(しかもTenno)道連れでアカン系の話だとしても、弟橘の「海の大王の后となりましょう」と張るくらいとても綺麗な表現じゃないですか?やっべー原文で読み返したくなってきたわハスハス(^ω^) 何で他の島国にはこういうエピが少ないんや・・・?私のリサーチ不足?海はそこら中にあるのにー>< 自殺がご法度な宗教エリアが多いせいかな?
あとさ、こんだけ可哀想な目に合って最後は鳥になっちゃう儚さ?を持った人物を英雄として崇めちゃう日本人の精神性がすごくツボです^^ マジで景行天.皇はドSなの?そんなに憎い息子だったの?ってくらいイジメとしか思えない扱い受けてるもんなー。北へ帰る白鳥が昔は大和(奈良県)の神話に残るくらい日本各地に来てたんだなぁ、とか考えると温暖化・・・(´Д`)ってC O P 21にも思いを馳せられるし(笑)大和朝廷の権威の及ぶ範囲や順番、英雄としての「ヤマトタケル」像が何を象徴するものだったのか、とか妄想する上においても各地に残る白鳥神社の場所チェックしてみるだけで楽しいですよ!足を運ぶとなお良いね!(ちなみに村田は行ってきました。宮城は現在も白鳥が飛来すること、当時のヤマト勢力の北限ポジだったこともあってか、めっちゃ沢山この名前の神社があります。元は違う信仰の神を祀っていた可能性もあるけれど・・・創建順や規模を考えると思わず色々膨らんじゃうよね(´∀`))
あーとーは、とにかくお衣装がゴージャス過ぎて一々どんだけ金かかってんの!?(゜Д゜;)と目を見開きつつ感動してた@夢がないなぁ(笑)しかし何で熊襲(狩猟・採集民族のイメージ)にタコとカニ・・・?どっちかっつーと蝦夷の生息範囲にいるイメージだが、蝦夷の方が「山の民」っぽいイメージだったのかな?BGMも熊襲の場面のが津軽三味線ぽくて気になったんだよね。蝦夷は敵キャラの中ではインパクト弱かったかな。ヴィジュアルがスマート過ぎたのと、炎の場面のアクロバットに気を取られて(^^; 山神・姥神のお二人はさすがー!ここもお衣装凄かったね、「うわぁ、そんな使い方もったいねぇ!」みたいな細切れの布の豪華さよ・・・(´Д`;) 
女形の皆さんはさすがの可憐さでした。あのお衣装捌くだけで大変だろうな。オマケに重い鬢と冠(((>_<)))エヒメ(恐らくここは書紀エピと混ぜて梅原流に面白くアレンジした点かな?)も無理やり妃にされ、妹にも手を出されそうになりながらそれでも愛していた夫(大碓)の仇を取ろうとする情念の女性が小碓(ヤマトタケル)の清らかさに触れて浄化され、それが今度は正真正銘の濁り物(恐らく大碓に対しては憎しみや怒りも含まれていたと思うから)の混ざらない愛情に変わり、束の間の婚姻を経て皇子を授かり、何年もその帰りを待って・・・そのつらさや苦しみ、宮廷の冷たさや変節を見た果てに還ってきたものが夫の亡骸と、自分と同じ相手を愛してついていった妹の死という悲しすぎる結末。それでも、その期間があったからこそ、その事実を受け止めたからこそ母として悟りきった神々しさみたいなものが最後の場面に表れていて。登場のシーンや、小碓を殺そうとする場面の彼女とは全く異なるオーラを発していて度肝抜かれた。もちろんみやず姫の愛らしさも良かったけど(*^^*)
他に殯の宮の場面ではヘタルベの叫びが胸に響いて痛々しかったな。「ヤマトは嘘ばっかりだ!嘘つきばかりの国だ!」って皇子を全力で慕って追いかけてきた蝦夷の青年の叫びが(;_;)
あと正直ヤマトってやっぱ侵略者だなー、って一部熊襲・蝦夷視点で見ちゃったわ。ウチはどう考えてもそっちの要素の方が強い家系だと思うし(・・・)「過去の因習に固執して新しいものを受け入れなかったから滅びたのだ」って?アメ○カ人じゃないんだからさー(´Д`) 文明の利器をもたらして世界を進歩させたんだから良いだろって?侵略の肯定かよ。狩りや漁で命を獲るのが罪だとか?じゃあ捕鯨も今すぐ止めなきゃネ☆(^-^) 熊襲や蝦夷内部にも対立はあったし、確かに知恵を絞りきらなかったり、最終的に弱かったから、戦略的にヤマトに負けたからの現在だとは分かっている。日本中ほぼ混血はしているだろうし、今となっては日本の歴史の一部として大和朝廷の諸々も好きだし(田村麻呂と阿弖流為とかめっちゃ萌え燃えだよね!)、そのトップの地位を引き継いできたTennoの必要性も認めていて、神社巡りも大好きです。が、国つ神や熊襲や蝦夷に対してあんなセリフを吐かせた点だけは正直モヤッと来てしまった。蝦夷も熊襲も舟作ってかなり遠くとも交易してましたよ。違う土地の、所謂「新しいもの」をある程度ちゃんと取り入れてたと思うんですが。縄文土器から米粒出てきたの知らないのかな?(※縄文=主に蝦夷の先祖、弥生=主にヤマトの原形)いっそ東北の遺跡から鉄器出てきたら面白いのに。てかヤマトに決定的な勝利をもたらした要因がぶっちゃけ鉄の「武器」なんだよねぇ、と考えるといつの時代も(以下略)とつい黄昏たくなりますね・・・(´-`)
あっ、最後に右近さんの武彦、めっちゃ渋くてカッコ良かったー!(≧▽≦)

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しっかし中車さんとなった香川氏がどんな気持ちで帝を演じているのかと思うと(つД`)最後の父ちゃん出てくるところとかさー。ホントむしろよく許せたよアンタ!でも、ヤマトタケル自身もだけど、子は親に対して「愛されたい、認めてもらいたい」っていう無償の感情を抱いてしまうものなのかなー、と何か余計切ない気持ちに(´;ω;`) 「良いの?これで良いの?ボクちゃんと出来てた?」って表情でお父さんとおじいちゃんの方キョロキョロうかがう団子くん見ちゃうと更に。全てのキッカケというか、親しいイトコに苦しい選択をさせてしまった猿之助さんの必死の、そしてやはり天才だなと感じさせる気迫のこもった演技にも本当に胸打たれて・・・自分がセクシュアリティ的に迷走して悩みまくってる時期でもあるからさー。彼が襲名と同時に背負おうとしているもの、その覚悟が強く見える舞台、ヤマトタケル像でした。
まぁこの精神状態だし、セリフが一々突き刺さるんだ、タケルの「生まれてこなければ良かったのだ!」とか、大好きな()弟橘媛(今回の呼び名はオトヒメ)の入水シーン。歌舞伎はホント「間」が良いよねぇ。他の舞台なら「おいおい一つの場面に時間かけ過ぎだろ(笑)早く死ねよワロタ^^」となるところが(ヒッデー。いや某ベルばらのアンドレ死ぬシーンとか凄くツッコミまく(以下略))、より登場人物の悲しみや覚悟や想いが伝わるよう、観客の感情を盛り上げる展開に持っていくために必要とされる時間へと化ける。愛する人に罪悪感を背負わせたくない、一方で最後まで彼の最大限の愛情を感じながら旅立ちたい、という複雑な女心が(つД`)ウワーン泣かせる、大好きー!ヅカ『MAHOROBA』でオトタチバナが美しい声で歌いながら海に消えていく演出も好きでしたけど。
あぁもうこの日本独特の「入水」という所謂自殺の表現を美しい物語として仕上げてしまう発想ってヨソの人からは評価されにくいだろうし、自殺大国呼ばわりされてたりで問題あるのかもしれないけどすごく好きなんですよねぶっちゃけ。夫が死んで妻が後追い入水エピなんか山辺皇女や勾当内侍等々わんさかあるし(最終的に統治時代の台/湾にまで伝わってしまったくらい・・・外代樹さん(-人-)合掌)、平家物語の二位尼「波の下にも都はございます」なんて、いくら幼い孫(しかもTenno)道連れでアカン系の話だとしても、弟橘の「海の大王の后となりましょう」と張るくらいとても綺麗な表現じゃないですか?やっべー原文で読み返したくなってきたわハスハス(^ω^) 何で他の島国にはこういうエピが少ないんや・・・?私のリサーチ不足?海はそこら中にあるのにー>< 自殺がご法度な宗教エリアが多いせいかな?
あとさ、こんだけ可哀想な目に合って最後は鳥になっちゃう儚さ?を持った人物を英雄として崇めちゃう日本人の精神性がすごくツボです^^ マジで景行天.皇はドSなの?そんなに憎い息子だったの?ってくらいイジメとしか思えない扱い受けてるもんなー。北へ帰る白鳥が昔は大和(奈良県)の神話に残るくらい日本各地に来てたんだなぁ、とか考えると温暖化・・・(´Д`)ってC O P 21にも思いを馳せられるし(笑)大和朝廷の権威の及ぶ範囲や順番、英雄としての「ヤマトタケル」像が何を象徴するものだったのか、とか妄想する上においても各地に残る白鳥神社の場所チェックしてみるだけで楽しいですよ!足を運ぶとなお良いね!(ちなみに村田は行ってきました。宮城は現在も白鳥が飛来すること、当時のヤマト勢力の北限ポジだったこともあってか、めっちゃ沢山この名前の神社があります。元は違う信仰の神を祀っていた可能性もあるけれど・・・創建順や規模を考えると思わず色々膨らんじゃうよね(´∀`))
あーとーは、とにかくお衣装がゴージャス過ぎて一々どんだけ金かかってんの!?(゜Д゜;)と目を見開きつつ感動してた@夢がないなぁ(笑)しかし何で熊襲(狩猟・採集民族のイメージ)にタコとカニ・・・?どっちかっつーと蝦夷の生息範囲にいるイメージだが、蝦夷の方が「山の民」っぽいイメージだったのかな?BGMも熊襲の場面のが津軽三味線ぽくて気になったんだよね。蝦夷は敵キャラの中ではインパクト弱かったかな。ヴィジュアルがスマート過ぎたのと、炎の場面のアクロバットに気を取られて(^^; 山神・姥神のお二人はさすがー!ここもお衣装凄かったね、「うわぁ、そんな使い方もったいねぇ!」みたいな細切れの布の豪華さよ・・・(´Д`;) 
女形の皆さんはさすがの可憐さでした。あのお衣装捌くだけで大変だろうな。オマケに重い鬢と冠(((>_<)))エヒメ(恐らくここは書紀エピと混ぜて梅原流に面白くアレンジした点かな?)も無理やり妃にされ、妹にも手を出されそうになりながらそれでも愛していた夫(大碓)の仇を取ろうとする情念の女性が小碓(ヤマトタケル)の清らかさに触れて浄化され、それが今度は正真正銘の濁り物(恐らく大碓に対しては憎しみや怒りも含まれていたと思うから)の混ざらない愛情に変わり、束の間の婚姻を経て皇子を授かり、何年もその帰りを待って・・・そのつらさや苦しみ、宮廷の冷たさや変節を見た果てに還ってきたものが夫の亡骸と、自分と同じ相手を愛してついていった妹の死という悲しすぎる結末。それでも、その期間があったからこそ、その事実を受け止めたからこそ母として悟りきった神々しさみたいなものが最後の場面に表れていて。登場のシーンや、小碓を殺そうとする場面の彼女とは全く異なるオーラを発していて度肝抜かれた。もちろんみやず姫の愛らしさも良かったけど(*^^*)
他に殯の宮の場面ではヘタルベの叫びが胸に響いて痛々しかったな。「ヤマトは嘘ばっかりだ!嘘つきばかりの国だ!」って皇子を全力で慕って追いかけてきた蝦夷の青年の叫びが(;_;)
あと正直ヤマトってやっぱ侵略者だなー、って一部熊襲・蝦夷視点で見ちゃったわ。ウチはどう考えてもそっちの要素の方が強い家系だと思うし(・・・)「過去の因習に固執して新しいものを受け入れなかったから滅びたのだ」って?アメ○カ人じゃないんだからさー(´Д`) 文明の利器をもたらして世界を進歩させたんだから良いだろって?侵略の肯定かよ。狩りや漁で命を獲るのが罪だとか?じゃあ捕鯨も今すぐ止めなきゃネ☆(^-^) 熊襲や蝦夷内部にも対立はあったし、確かに知恵を絞りきらなかったり、最終的に弱かったから、戦略的にヤマトに負けたからの現在だとは分かっている。日本中ほぼ混血はしているだろうし、今となっては日本の歴史の一部として大和朝廷の諸々も好きだし(田村麻呂と阿弖流為とかめっちゃ萌え燃えだよね!)、そのトップの地位を引き継いできたTennoの必要性も認めていて、神社巡りも大好きです。が、国つ神や熊襲や蝦夷に対してあんなセリフを吐かせた点だけは正直モヤッと来てしまった。蝦夷も熊襲も舟作ってかなり遠くとも交易してましたよ。違う土地の、所謂「新しいもの」をある程度ちゃんと取り入れてたと思うんですが。縄文土器から米粒出てきたの知らないのかな?(※縄文=主に蝦夷の先祖、弥生=主にヤマトの原形)いっそ東北の遺跡から鉄器出てきたら面白いのに。てかヤマトに決定的な勝利をもたらした要因がぶっちゃけ鉄の「武器」なんだよねぇ、と考えるといつの時代も(以下略)とつい黄昏たくなりますね・・・(´-`)
あっ、最後に右近さんの武彦、めっちゃ渋くてカッコ良かったー!(≧▽≦)

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