母が全摘しなかった理由に、主治医に１番の楽しみを聞かれて「娘と温泉に行くことです」と答えたからだと知った。父ともっとあちこち行きたかった、温泉行ったりしたかった、と言ってるの聞いて、１年半「こんな贅沢して良いのかな」と呟く母と一緒に、ワガママに付き合ってもらう体であちこち行った。頑張って予約したとこもあれば、近場の日帰りのとこも。泊まりはバレバレだから２泊の時はたかめの方を「ポイント使うから」と言って、日帰りは食事代もなるべく出すようにして。本当は父としたかったことなのに、父を追い込んだ間接的な要因の私が何やっても償いにはならないし代わりにもなれない、無意味なことだったのかな、って。出不精の父では行けなかったところに行って、沢山新しい思い出作ってもらって元気になってほしかった。だから乳ガンの手術決まって、母の人生って何だったんだろう、と。自分も空回っただけの自己満足だったのかな、と。メチャクチャ後悔して今の職場への転職を決めた。かなり限界で不安にペシャンコになりそうでしたが、ちゃんと現状について学べるし確実に人の役に立てる仕事だ、と。母のような人を、父の時のような気持ちを味わわずに済む。初心に返って何とか頑張りたいです。私はクソみたいな人生過ごしてきたクズで、結果家族も壊したけど。してきたことで少しでも無駄じゃないことがあったなら、これからもっともっと返せるように踏ん張らなきゃ、と思う。せめて妹の子供の成長をある程度見届けさせてあげたい。弟の結婚も。それまで堪えられるくらい、楽しい思いをさせてあげたい。そしてちゃんと私自身が病気のことや治療のことを理解して、選択を尊重できるようになりたいな、と。薬や諸症状との闘いは自分自身も病は違えど10年以上付き合ってきてるので・・・。ちゃんと勉強して、会社にも家族にも報いたいです。金と時間だけむしり取って何もしてくれなかったクソみたいなお役所ではなく。

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