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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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母に「流行りのミモレ丈っぽいスカート、若い時に履いてたヤツ発掘したからあげる」と言われて履いてみたところ、どう見てもマキシ丈でした本当にどうもありが(以下略)ちなみに身長は2~3cmしか違わないはずなのだが、母の手が届く棚や物干しにいつも私はギリギリ届かないという・・・(´д`)「あ、いやママお尻とか太ももでスカート膨らむ部分があるから!」と謎のフォロー?をされた挙句(若い時のなんだから今より細かっただろ)「裾折り返して縫ってあげるね( ´∀`;)」と不憫がるような顔で優しさを示された。おっかしーなー、普通は後代になるにつれスタイル良くなっていくもんじゃないのか?

あと近隣のブクオフ漁りまくって数件目に、やっと『しろばんば』百円で見っけましたー(≧∀≦)b やっぱり田舎の方がスペース広くてモノがあるのか(海外系はイマイチだったけど(-_-;))、『1Q84』BOOK2下巻も順調にゲット。先日話してたら読みたくなった『リア王』ついでに『オセロー』も買っちゃった☆このままだと例の全集物件揃え直しかねない勢いだな・・・もう、勝手に寄付なんかするから!(まぁどうせ子供向け縮約バージョンだから今読んでも満足できるわけないんですけどね)隣にツ○ヤもあったのでマンガ買うついでにTカード持ちの親が支払いをしてくれるというので、どこのブクオフでも見つからなかった『緋色の研究』ガマンできずにお願いしてしまった。これがロクデナシ親不孝者の現実だよm(__)m でもチェーホフは『桜の園』見つけたけどさすがに自重しました@当たり前。ウチの田舎本屋少なすぎて休日ものすごい行列だったしツタ○レジ(´―`) 本当、被災地にぜひ本を、って改めて思わされちゃった。雨で暇もて余した感じのお子さん連れた家族連ればっかなんだもん。
それと女性ファッション誌の付録がお○松さんトートだったのにビックリ(@_@;) そんなに一般的な域にまで流行ってるんだ!日.本の女子疲れてんのかな? あとロシ○でオ○ム信者が増えてる件もロ○ア人疲れて・・・そりゃ疲れるか、あの土地柄、激動の価値観の変遷を経ての世代間対立に制裁で生活ダメージのコンボ、文豪とその作品の数々を思い浮かべるだけで感じ取れる、厄介な社会形態というか考え過ぎていっそ馬鹿にならざるを得ない人間性><;アワワ

追記は巨人新刊と一葉さんの感想だよー\(^o^)/ カオス万歳!今日新版銀Aマンガ(旧バージョンは絵柄がイマイチ好きじゃなかった)と業平・道真メインの応天門ネタという大好物のマンガを発見して思わず手に取りそうになったのですが、「落ち着け、値段を考えるんだ・・・おまえマンガはガマンできずに買っちまうタイプだろ? 青年マンガのサイズと本棚の空きも鑑みて、まず向かうべきは漫喫じゃないのか?」と脳内天使()が悪に打ち勝ち何とか思い留まりました(*_*; 最近のマンガ業界ネタ幅広過ぎて怖い。歴オタ誘惑ダメ、絶対。ただでさえ信長つくヤツ二つに大奥も買い続けてんだわ。シュトヘルに乙嫁という民族文化大好きヤロウ狙い済ました要素からも逃れられず、この上ドストライクな平安なんか扱ってくれるな!源氏にどんだけ費やしたと思って(以下略)『とはずがたり』漫画化された時も、ぶっちゃけ苦手な漫画家さんで予想通りというか背景は白めで結構面白い旅のくだりはしょられてたけど買わずにはいられなかったもんね。我ながらアホか。化粧品より服よりカバンよりオサレランチより、好きなだけ本とマンガとそれを置くスペースが欲しいでござる・・・女子力orz(お、お○松さん見れば磨かれるのかな?)
巨人19巻、壁の中の人類を「悪の民族」呼ばわりとか本当現実世界の終わらない争いの根源と同じ過ぎて胸が痛くなった。「ヒストリアを救わなきゃ」って、その壁の内側に君臨する王家の血筋・言わば悪の親玉(笑)を救うとはどういうことか? 単なるユミルに聞かされた彼女の正体に彼女もまた憎むべき王家の犠牲者だと思ったから? どういうことなんだろう?(・・;)

『にごりえ』は泣けた(´;ω;`) お力も源七もお初も可哀想で、皆の気持ちが理解できすぎて。我が子の前に堂々と姿をさらせなくなったというお高の告白も哀れだし、太吉の無垢な健気さもツラい。お力が本心を初めて打ち明ける気になった朝之助の淡々として中立的な視点がまた物語の悲劇性、薄暗いけれど当時の日/本社会の中ではよくある出来事であったのだろう一つの埋もれた人々の生き様を、何というか効果的に描き出してますよね。濃く色づけるのではなくてじんわりと人の心に、脳裏に残るように染み渡らせてしまう。
特に五章、宴の席で求められた唄の詞に堪らなくなったお力が店を飛び出すくだり(ノ_・,) 「つまらぬ、くだらぬ、面白くない、情ない悲しい心細い中に、何時まで私は止められてゐるのかしら、これが一生か、一生がこれか」父と祖父の背負わされた恥辱と苦しみを思いながら、死んでも死なれぬ、哀れと思ってくれる人もなく、商売がら悲しいと言うこともできない。「こんな身でこんな業体で、こんな宿世で、どうしたからとて人並みでは無いに相違なければ、人並の事を考へて苦労するだけ間違いであろ」と苦しむ己を気違いじみたと断罪するお力・゜・(つД`)・゜・続く六章で朝之助に語る身の上話も何とも切ない。祖父と父の事情に、幼き日の貧乏暮らしの辛さがまさに現在の源七一家の姿と重なりすぎて(;・ω・)
七章、お力に入れ込んで身代を潰しながらなお彼女を忘れられず仕事に身が入らない旦那に文句言いたくなるお初の気持ちもよく解る。けれどそこまで想いつめた女を子供に向かって「鬼」呼ばわりさせ、彼女が買い与えた菓子だからという理由で貴重なかすていらを投げ捨ててしまった女房を責めたくなる源七の堪りかねた怒りも理解できてしまうんだよ・・・。そしてお初も一歩間違えばお力とそう変わらない、頼れる身寄りも行き場もない哀れな身の上だということが明らかにされるくだり(T_T) 離縁して風呂敷包み一つで母一人子一人となったお初と太吉の辿る道は結局お高と同じところに行き着くのではないか、あれほど夫の心を捕らえ、彼女たちを苦しめた場所の住人になるしか親子が糊口をしのぐ方法は見つからないんじゃなかろうか、と皮肉な考えが浮かんでしまった。
そして妻子を追い出して失い、いよいよ追いつめられた源七とお力の結末・゜・(つД`)・゜・ウワアァン!  でも座敷を中座し思い悩んだ夜「このまま天竺までも行ってしまいたい」と思っていたお力はきっと本望だったんじゃなかろうか。三代の呪われた血、と考えていたくらいだから、誰かに縁付いて子を生むことが彼女に幸せをもたらしたとはちょっと想像しにくいし。器量良しで明るく振る舞う娼妓でも、根底にはどうしようもない罪悪感や自己卑下意識があって、それがずっと女として、人としてのお力を苛み続け、耐え難い苦痛の境地に貶めていた。私は彼女に比べればずっと良い時代と立場に生まれて恵まれた生活を送れてきたと思うけれど、その業の深い職業に就く以前から彼女の中に存在した自己否定感、そもそも生まれてきたことが間違いの卑しいもの、と己を捉える気持ちには強い共感を覚えてしまった(;_q) それでもきちんとその辛い職業に求められる仮面を被ることができ、精いっぱい自身の精神の限界まで勤めを果たした彼女の強さは私には持ち得ない尊敬すべきところだけど。うわあぁ、哀しい・・・。

『大つごもり』は要するに御新造さんがドケチで酷いんじゃん? 放蕩息子は継母に気ぃ遣ってあえてそう振る舞って跡取りにならないように仕向けているように感じたし、特に最後の世話になった叔父が病みつき、困窮する一家に何とか人並みの正月を過ごさせてやるため、誠実に働いてきたお峯が仕方なくせざるを得なかった盗みを意図してうやむやにするかのような彼の行動は、優しさ以外の何ものでもないよなー。でも家族には最後までそうとは気づかせず、誰にも言わずに一人で悪役を引き受ける。何てカッコイイんだろうか(;´д`) 本当に遊び好きのロクデナシだったとしても、昔の日.本に存在した粋と人情、江戸の時代劇ファンが恐らく最も興奮する美点を少なくともある程度は理解し、なおかつ自身の特質として備えた賢いお坊ちゃんなんだろうな実は、と。お峯も叔父さん一家も本当に良かったねぇ!(つд`)

しかし一葉さんが若くして亡くなられてしまったのはつくづく残念しきりだと感じる。彼女が熱い恋に幾度か落ち、あるいは子供を生み育てた上でどんな話を書いていったのか、文筆活動や描き出す物語世界の有り様にどんな変化が生じたのかぜひ読んでみたかったから。

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巨人19巻、壁の中の人類を「悪の民族」呼ばわりとか本当現実世界の終わらない争いの根源と同じ過ぎて胸が痛くなった。「ヒストリアを救わなきゃ」って、その壁の内側に君臨する王家の血筋・言わば悪の親玉(笑)を救うとはどういうことか? 単なるユミルに聞かされた彼女の正体に彼女もまた憎むべき王家の犠牲者だと思ったから? どういうことなんだろう?(・・;)

『にごりえ』は泣けた(´;ω;`) お力も源七もお初も可哀想で、皆の気持ちが理解できすぎて。我が子の前に堂々と姿をさらせなくなったというお高の告白も哀れだし、太吉の無垢な健気さもツラい。お力が本心を初めて打ち明ける気になった朝之助の淡々として中立的な視点がまた物語の悲劇性、薄暗いけれど当時の日/本社会の中ではよくある出来事であったのだろう一つの埋もれた人々の生き様を、何というか効果的に描き出してますよね。濃く色づけるのではなくてじんわりと人の心に、脳裏に残るように染み渡らせてしまう。
特に五章、宴の席で求められた唄の詞に堪らなくなったお力が店を飛び出すくだり(ノ_・,) 「つまらぬ、くだらぬ、面白くない、情ない悲しい心細い中に、何時まで私は止められてゐるのかしら、これが一生か、一生がこれか」父と祖父の背負わされた恥辱と苦しみを思いながら、死んでも死なれぬ、哀れと思ってくれる人もなく、商売がら悲しいと言うこともできない。「こんな身でこんな業体で、こんな宿世で、どうしたからとて人並みでは無いに相違なければ、人並の事を考へて苦労するだけ間違いであろ」と苦しむ己を気違いじみたと断罪するお力・゜・(つД`)・゜・続く六章で朝之助に語る身の上話も何とも切ない。祖父と父の事情に、幼き日の貧乏暮らしの辛さがまさに現在の源七一家の姿と重なりすぎて(;・ω・)
七章、お力に入れ込んで身代を潰しながらなお彼女を忘れられず仕事に身が入らない旦那に文句言いたくなるお初の気持ちもよく解る。けれどそこまで想いつめた女を子供に向かって「鬼」呼ばわりさせ、彼女が買い与えた菓子だからという理由で貴重なかすていらを投げ捨ててしまった女房を責めたくなる源七の堪りかねた怒りも理解できてしまうんだよ・・・。そしてお初も一歩間違えばお力とそう変わらない、頼れる身寄りも行き場もない哀れな身の上だということが明らかにされるくだり(T_T) 離縁して風呂敷包み一つで母一人子一人となったお初と太吉の辿る道は結局お高と同じところに行き着くのではないか、あれほど夫の心を捕らえ、彼女たちを苦しめた場所の住人になるしか親子が糊口をしのぐ方法は見つからないんじゃなかろうか、と皮肉な考えが浮かんでしまった。
そして妻子を追い出して失い、いよいよ追いつめられた源七とお力の結末・゜・(つД`)・゜・ウワアァン!  でも座敷を中座し思い悩んだ夜「このまま天竺までも行ってしまいたい」と思っていたお力はきっと本望だったんじゃなかろうか。三代の呪われた血、と考えていたくらいだから、誰かに縁付いて子を生むことが彼女に幸せをもたらしたとはちょっと想像しにくいし。器量良しで明るく振る舞う娼妓でも、根底にはどうしようもない罪悪感や自己卑下意識があって、それがずっと女として、人としてのお力を苛み続け、耐え難い苦痛の境地に貶めていた。私は彼女に比べればずっと良い時代と立場に生まれて恵まれた生活を送れてきたと思うけれど、その業の深い職業に就く以前から彼女の中に存在した自己否定感、そもそも生まれてきたことが間違いの卑しいもの、と己を捉える気持ちには強い共感を覚えてしまった(;_q) それでもきちんとその辛い職業に求められる仮面を被ることができ、精いっぱい自身の精神の限界まで勤めを果たした彼女の強さは私には持ち得ない尊敬すべきところだけど。うわあぁ、哀しい・・・。

『大つごもり』は要するに御新造さんがドケチで酷いんじゃん? 放蕩息子は継母に気ぃ遣ってあえてそう振る舞って跡取りにならないように仕向けているように感じたし、特に最後の世話になった叔父が病みつき、困窮する一家に何とか人並みの正月を過ごさせてやるため、誠実に働いてきたお峯が仕方なくせざるを得なかった盗みを意図してうやむやにするかのような彼の行動は、優しさ以外の何ものでもないよなー。でも家族には最後までそうとは気づかせず、誰にも言わずに一人で悪役を引き受ける。何てカッコイイんだろうか(;´д`) 本当に遊び好きのロクデナシだったとしても、昔の日.本に存在した粋と人情、江戸の時代劇ファンが恐らく最も興奮する美点を少なくともある程度は理解し、なおかつ自身の特質として備えた賢いお坊ちゃんなんだろうな実は、と。お峯も叔父さん一家も本当に良かったねぇ!(つд`)

しかし一葉さんが若くして亡くなられてしまったのはつくづく残念しきりだと感じる。彼女が熱い恋に幾度か落ち、あるいは子供を生み育てた上でどんな話を書いていったのか、文筆活動や描き出す物語世界の有り様にどんな変化が生じたのかぜひ読んでみたかったから。

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