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積ん読本から発掘!\(^O^)/たぶんノーベル賞取った時に買った。
こわっ!怖すぎて途中まで完全にエンターテイメントだと思ってました・・・(゜Д゜;)ラストのモヤッとする感じで「あぁ純文だわ」って気づいたけど(笑) イギリスの女性作家の一人称で描かれる心象風景は最強ですね。
チェンジリングという発想がある文化の恐ろしさを思い知らされたような。例え自分の腹を痛めて生んだ子でも受け入れられない、ってなると完全に別の生き物として捉える事ができるようになるんだなぁ、と。何だかんだ言って日本人にその割り切りは無理なんじゃなかろうか。・・・どっちかというと自分が取り替え子側な気がするからかな。この作品ではベン、『変身』では主人公@虫に肩入れしてたし。
視点的にいかにもベンが悪っぽく描かれていて確かにこの話の魅力はその不気味さにあるんだけど、人間というか生物本来の姿は彼の方なんじゃないかなぁとも感じた。彼の方が「先」だってわかるから、ハリエットはベンを「先祖返り」と思ったんじゃないか。
個人的なことで申し訳ないですが、地震直後、明らかに外部の人が来てない時期に近所で水泥棒灯油泥棒が出て。人間も動物と一緒なんだな、と改めて感じてしまったんです。でも状況を考えれば実際被害にあった人以外は責める資格なんてないんじゃないか、と思ったりもするし。
善悪は社会が決めるものだけど、社会の定義は人それぞれの主観によるもので、時には社会に属さない生物になる必要もあるんだと思う。全てが悪でありまたそうではないのが人間なのかな、と考えさせられました。
チェンジリングという発想がある文化の恐ろしさを思い知らされたような。例え自分の腹を痛めて生んだ子でも受け入れられない、ってなると完全に別の生き物として捉える事ができるようになるんだなぁ、と。何だかんだ言って日本人にその割り切りは無理なんじゃなかろうか。・・・どっちかというと自分が取り替え子側な気がするからかな。この作品ではベン、『変身』では主人公@虫に肩入れしてたし。
視点的にいかにもベンが悪っぽく描かれていて確かにこの話の魅力はその不気味さにあるんだけど、人間というか生物本来の姿は彼の方なんじゃないかなぁとも感じた。彼の方が「先」だってわかるから、ハリエットはベンを「先祖返り」と思ったんじゃないか。
個人的なことで申し訳ないですが、地震直後、明らかに外部の人が来てない時期に近所で水泥棒灯油泥棒が出て。人間も動物と一緒なんだな、と改めて感じてしまったんです。でも状況を考えれば実際被害にあった人以外は責める資格なんてないんじゃないか、と思ったりもするし。
善悪は社会が決めるものだけど、社会の定義は人それぞれの主観によるもので、時には社会に属さない生物になる必要もあるんだと思う。全てが悪でありまたそうではないのが人間なのかな、と考えさせられました。
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チェンジリングという発想がある文化の恐ろしさを思い知らされたような。例え自分の腹を痛めて生んだ子でも受け入れられない、ってなると完全に別の生き物として捉える事ができるようになるんだなぁ、と。何だかんだ言って日本人にその割り切りは無理なんじゃなかろうか。・・・どっちかというと自分が取り替え子側な気がするからかな。この作品ではベン、『変身』では主人公@虫に肩入れしてたし。
視点的にいかにもベンが悪っぽく描かれていて確かにこの話の魅力はその不気味さにあるんだけど、人間というか生物本来の姿は彼の方なんじゃないかなぁとも感じた。彼の方が「先」だってわかるから、ハリエットはベンを「先祖返り」と思ったんじゃないか。
個人的なことで申し訳ないですが、地震直後、明らかに外部の人が来てない時期に近所で水泥棒灯油泥棒が出て。人間も動物と一緒なんだな、と改めて感じてしまったんです。でも状況を考えれば実際被害にあった人以外は責める資格なんてないんじゃないか、と思ったりもするし。
善悪は社会が決めるものだけど、社会の定義は人それぞれの主観によるもので、時には社会に属さない生物になる必要もあるんだと思う。全てが悪でありまたそうではないのが人間なのかな、と考えさせられました。
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