忍者ブログ
ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


積ん読本から発掘!\(^O^)/たぶんノーベル賞取った時に買った。
こわっ!怖すぎて途中まで完全にエンターテイメントだと思ってました・・・(゜Д゜;)ラストのモヤッとする感じで「あぁ純文だわ」って気づいたけど(笑) イギリスの女性作家の一人称で描かれる心象風景は最強ですね。
チェンジリングという発想がある文化の恐ろしさを思い知らされたような。例え自分の腹を痛めて生んだ子でも受け入れられない、ってなると完全に別の生き物として捉える事ができるようになるんだなぁ、と。何だかんだ言って日本人にその割り切りは無理なんじゃなかろうか。・・・どっちかというと自分が取り替え子側な気がするからかな。この作品ではベン、『変身』では主人公@虫に肩入れしてたし。
視点的にいかにもベンが悪っぽく描かれていて確かにこの話の魅力はその不気味さにあるんだけど、人間というか生物本来の姿は彼の方なんじゃないかなぁとも感じた。彼の方が「先」だってわかるから、ハリエットはベンを「先祖返り」と思ったんじゃないか。
個人的なことで申し訳ないですが、地震直後、明らかに外部の人が来てない時期に近所で水泥棒灯油泥棒が出て。人間も動物と一緒なんだな、と改めて感じてしまったんです。でも状況を考えれば実際被害にあった人以外は責める資格なんてないんじゃないか、と思ったりもするし。
善悪は社会が決めるものだけど、社会の定義は人それぞれの主観によるもので、時には社会に属さない生物になる必要もあるんだと思う。全てが悪でありまたそうではないのが人間なのかな、と考えさせられました。

拍手[0回]

PR


追記を閉じる▲
こわっ!怖すぎて途中まで完全にエンターテイメントだと思ってました・・・(゜Д゜;)ラストのモヤッとする感じで「あぁ純文だわ」って気づいたけど(笑) イギリスの女性作家の一人称で描かれる心象風景は最強ですね。
チェンジリングという発想がある文化の恐ろしさを思い知らされたような。例え自分の腹を痛めて生んだ子でも受け入れられない、ってなると完全に別の生き物として捉える事ができるようになるんだなぁ、と。何だかんだ言って日本人にその割り切りは無理なんじゃなかろうか。・・・どっちかというと自分が取り替え子側な気がするからかな。この作品ではベン、『変身』では主人公@虫に肩入れしてたし。
視点的にいかにもベンが悪っぽく描かれていて確かにこの話の魅力はその不気味さにあるんだけど、人間というか生物本来の姿は彼の方なんじゃないかなぁとも感じた。彼の方が「先」だってわかるから、ハリエットはベンを「先祖返り」と思ったんじゃないか。
個人的なことで申し訳ないですが、地震直後、明らかに外部の人が来てない時期に近所で水泥棒灯油泥棒が出て。人間も動物と一緒なんだな、と改めて感じてしまったんです。でも状況を考えれば実際被害にあった人以外は責める資格なんてないんじゃないか、と思ったりもするし。
善悪は社会が決めるものだけど、社会の定義は人それぞれの主観によるもので、時には社会に属さない生物になる必要もあるんだと思う。全てが悪でありまたそうではないのが人間なのかな、と考えさせられました。

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック