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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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ネットで少女マンガ?読んで久々に泣いたわ・・・『狼領主のお嬢様』。似たやつで『氷の騎士とはずれ姫』ありますが、あっちはまだどうなるかちょっと生前とお子さんのくだりで2人を許せるか個人的に救いが見えないので。マンガアプリみんな一つは入れてて隙間時間に覗くのですが、新作だとなろうやラノベチート系、マンガ版ハーレクイン方式の韓国マンガ、昔のレディコミみたいなドロドロリアリティが主流で、白泉社とかもその路線に行っちゃったのかー、とちょっとガッカリ?しながら無料読みしてみたら。
確かに主人公は転生ヒロインだけど、私が感情移入してボロボロに泣いてしまったのは相手役含む転生前の彼女に置いていかれた人たちだった。後悔ばかりで償うこともできない相手が、記憶を持ったまま生まれ変わって自分の前に現れてくれたら。最高の救いじゃないですか。二度と会えないと思っていた相手に生きている内に、自分が覚えている内にもう一度会えるなんて。許しを得て、受け入れてもらい、その上で再び愛してもらうとか何だそれズル過ぎだろ。苦しい思いをしてきたなら、それは神様からの最高のご褒美だわ。ヒロインは記憶があることでずっとしんどかったと思う。何で自分なんかが、って過去を引きずって自責し続けるのは当然。前世の恋人や親しかった人たちと再会してこれから尽くしてもらうにせよ、せっかく得た新しい命や人生を、前世の恋人や知人たちのために浪費しているように私には感じる。新しい名前の少女が選べた道はもっとあっただろうから。
だから相手役の方に感情移入するんです。というか羨ましくて仕方ない。私にも転生して現れてほしい人たちがいる。生きている内にチャンスがあるなら、と思ってしまう。私自身はどんな形でも二度と産まれてきたくないし、産まれてくるべきでもないと考えているので転生もやり直しも勘弁です。でも、生まれ変わってもらって会いたい人たちはいるんだよ。後悔、伝えられなかった気持ち、したかったこと。全てを満たせられたら。幸せにできたら。幸せでいてくれるように頑張れたら。というか本当に一度でも良いから会えたら。そういう気持ちがギュッと凝縮されて共感と羨望を抱く。
そして作中で描かれる人間の脆さと恐ろしさも、分かりやすいけどリアルだな、と。民衆の残酷さ。貴族の醜さ。壊れた者によって転がされる権力。バタフライ・エフェクトの始まりが転生前の主役2人だったこと。ストーリー展開や伏線の回収も含めて、メジャーな出版社で名のある編集チームがついているわけでもないだろうに深いな、と。思わずKindleで大人買いしちゃいましたがドキドキする・・・。最近はある程度メジャー展開されてて完結の目処立ってる少年、青年マンガしかちゃんとは読んでなかったので、恋愛が主軸のヤツは途中で投げ出してしまうことが多く(-_-;) でもこの作品はそれだけじゃなかったです。人と人との執着やしがらみと言ってしまえば同じなんですが、絆の話でした。えー、ちょっとマンガアプリ掲載作品にもこういうのあるんだ、って期待してしまう・・・。

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