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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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同行の友人「カンディンスキーまでは理解できるけど、それ以降の現代アートはちょっとね・・・」←カンディンスキー好きなの知ってて気遣ってくれた(笑) まぁそれは同意だわ。芸術を風刺や批判の道具にしたいならもうちょっと解説不要なくらいシンプルに、あるいはマンガレベルに降りてきてほしい。ありのままに心をさらけ出した抽象画こそシュルレアリスムの真髄ではないか。文字や曲線や模様を混ぜ合わせてタイトルだけ意味深にしてどうすんだよ。クレーやカンディンスキーは彼らの時代や背景も含めて訴えかけてくるものがあるよ。でも戦後に物心ついて西ヨーロッパで育った世代が薄っぺらな紙一枚にちまちま描いて社会風刺・高尚な芸術です、ってちゃんちゃらおかしい。カフカや安部公房を読んだことあるか? あの闇と苦しみの中から生まれた暗澹たる滑稽さ、カラッとした絶望の深み。もしくはクレーのあの鮮やかな色彩から滲み出る哀しみ。今、評価されているアートとは・・・?ってなった。あ、奈良美智は好きだよ。心のまま描いてる感じするから。一応あの女の子たちに含めた反骨精神?含め、うんうん(*-ω-)ってなる。
しかし印象派=モネという日本人の図式は相変わらず(以下略) 他の画家のポスカ全然売ってないやんけ! モネ・ミュシャ・ゴッホ・ピカソ次点でルノアール・ロートレック・レンブラント(最近)にしか興味ないんか皆。シャガール好きの母への土産探しに苦労しました(-_-;) 自分の好きな作家はほぼ全滅で諦めたよ! あとInspirationは霊感じゃなくて「着想」または「影響」と訳すべきと思う。何回も解説文の「霊感」に吹きかけた(笑) やっぱり自然を描いた絵か、心象風景ありのままの抽象画が好きですね。静物や写実的な人物画は好きじゃない。自然に対して抱く気持ち、土地への愛着は時代や国が変わっても同じなんだな、っていうのと、この人の目には世界がこう見えていたのか、って絶対にわからない視点を形に残してもらえて覗けることが嬉しい。自分に見えているものは自分にしか見えず、他者の視点というのは絶対に共有できないものですから。だから本読むのも好き。知らない人の家にお邪魔して冒険させてもらうようなもんだと思ってる。やっぱり人が好きなんですね、生き物として。憧れてもいるし。一所懸命苦しみながら生きて、誰かに自分の思いを伝えたいけどできなくて、だからどんなに恥ずかしくて辛い作業でも作品としてはきだすしかなかった。そうして生まれてきた芸術を、作り手を何て勇気のある、一方で可哀想な人たちなんだろうと尊敬します。それだけ繊細で傷つきやすく、不器用で一般的なコミュニケーション能力に欠けたところのあった人たちなんだと思うから。戦前までは他の生き方を選べたなら、その方が楽だったと特に展示されていた画家たちの背景を見ると感じる。でもこの道しか歩めなかったんだな、って。凡人であることは幸せなことだと、最近つくづく考えます。

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