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拍手ありがとうございます。
凄く今更読感メモ。衝撃的にけがれない話だなぁ、と。
凄く今更読感メモ。衝撃的にけがれない話だなぁ、と。
何かこう、馴染み深く薄めたカフカみたいな(訳がわからん)
寂しくて切なくて苦しくて、根源的な孤独を書いてるんだけど実際には文学があるから孤独じゃないんだな、ってのが筆致からバシバシ伝わってきて胸が痛くなった。一人の作家が神様のような存在で、父親で師匠で本当の意味での心の拠り所がそのたった一つ、でもそれは逆に言うとその一つがあれば満足できる存在、欲を満たすのとは違うかもしれないけど「これがあれば生きていける」、死なない理由でもあって。すごく、物凄く羨ましくなった。そういう生き方ができることが。それでもまだ欲しい、寂しいと欲求を認めて貪欲になれることが。とてもシンプルな、有り得ないほど人間らしい、人間らし過ぎて逆に有り得ない人だなぁと思いました。情景描写が一番綺麗なのが「へど」を吐くシーン、そして嘔吐後の主人公が晴れ晴れとした気持ちになってまた振り出しに戻る(ようでいてそうではないのでしょうけど)幕切れに泣いた。
こんなにツボに入る作家さんの存命中に出会えたのは初めてな気がする。
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何かこう、馴染み深く薄めたカフカみたいな(訳がわからん)
寂しくて切なくて苦しくて、根源的な孤独を書いてるんだけど実際には文学があるから孤独じゃないんだな、ってのが筆致からバシバシ伝わってきて胸が痛くなった。一人の作家が神様のような存在で、父親で師匠で本当の意味での心の拠り所がそのたった一つ、でもそれは逆に言うとその一つがあれば満足できる存在、欲を満たすのとは違うかもしれないけど「これがあれば生きていける」、死なない理由でもあって。すごく、物凄く羨ましくなった。そういう生き方ができることが。それでもまだ欲しい、寂しいと欲求を認めて貪欲になれることが。とてもシンプルな、有り得ないほど人間らしい、人間らし過ぎて逆に有り得ない人だなぁと思いました。情景描写が一番綺麗なのが「へど」を吐くシーン、そして嘔吐後の主人公が晴れ晴れとした気持ちになってまた振り出しに戻る(ようでいてそうではないのでしょうけど)幕切れに泣いた。
こんなにツボに入る作家さんの存命中に出会えたのは初めてな気がする。
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