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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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何と言って良いかわからないけど(日本人として)、ひたすら可哀想で、哀しいと思った。

まず、一番共感できるのは主人公の苛立ちとやるせなさ。いっそ全部話してほしい。身内だからこそ、一緒に育って暮らしてきた家族だからこそ余計に。同じ国・同じ“民族”の人だからこそ。父に、兄に、そして「祖国」とそこから来た監視役の人すべてに憤ってるんだな、というのをヒシヒシと感じた。何故日本に来たのか、何故憎むのか、何故それでも留まり続けているのか。何故行かせたのか、何故行ったのか、何故それでも戻る・戻らせるのか。日本で報じられる向こうのニュースを見る限り、もう夢を見ることは不可能なのに、それでもそこ(父:在日という立場・兄:北朝鮮という国)に留まり続ける人々がいる。北であれ南であれ、本国に生まれ育った人よりももっと複雑な感情を抱いて生きているのが彼らなんだな、と。たぶん今どっちかの土地に生まれた人は相手を憎んで育つかもしれないけど、たまたまその時こちらにいた人々はどっちでもない“朝鮮”が祖国なわけだから何とも言えないというか。ある意味一番中立の見方ができるかもしれないし、それはもしかして将来のプラスに働く力になり得るかもしれない。そういう人たちを抱える国としてもっとできることがあるのにな、とも思います。

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まず、一番共感できるのは主人公の苛立ちとやるせなさ。いっそ全部話してほしい。身内だからこそ、一緒に育って暮らしてきた家族だからこそ余計に。同じ国・同じ“民族”の人だからこそ。父に、兄に、そして「祖国」とそこから来た監視役の人すべてに憤ってるんだな、というのをヒシヒシと感じた。何故日本に来たのか、何故憎むのか、何故それでも留まり続けているのか。何故行かせたのか、何故行ったのか、何故それでも戻る・戻らせるのか。日本で報じられる向こうのニュースを見る限り、もう夢を見ることは不可能なのに、それでもそこ(父:在日という立場・兄:北朝鮮という国)に留まり続ける人々がいる。北であれ南であれ、本国に生まれ育った人よりももっと複雑な感情を抱いて生きているのが彼らなんだな、と。たぶん今どっちかの土地に生まれた人は相手を憎んで育つかもしれないけど、たまたまその時こちらにいた人々はどっちでもない“朝鮮”が祖国なわけだから何とも言えないというか。ある意味一番中立の見方ができるかもしれないし、それはもしかして将来のプラスに働く力になり得るかもしれない。そういう人たちを抱える国としてもっとできることがあるのにな、とも思います。

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