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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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まだフィクションの題材にはしてほしくない。その後に起きた沢山のことは確かに過去だ。生きていて当たり前に起きたであろうことだから、受け入れるしかない。でもあの日だけは、過去じゃない。いつまでも過去にならない。時間が止まってる。神隠しみたいな? ある日突然、街も人もどっかにさらわれてったんじゃないかと。ひょっこり戻ってくるんじゃないかと。信じられないじゃないですか、前日までフツーに生活してた場所が丸ごとなくなるって。ブツッて絶ちきられて、それが繋がってないんだよね、自分の時間軸の中で。宮城県民あるあるで「あの日何してた?」があるんですけど、自分の体験は笑って話せても、失くしたものには触れない暗黙のタブーがある。何もなくしてない人は少ないし、暗くなっちゃうから。うちらは確かに地震多くて慣れてて、不便だから備えもそれなりにしてるし、昔から二束三文の土地に住む田舎者扱いだったので関東や西の人に比べて声も小さい。「仕方ない」と黙々受け入れる気質が根付いてると思う。あの日、揺れて最初にワンセグで見たニュースで「関東やられたらこっち支援来ないな」と真っ先に諦めたように。それでも、いくら平気に見えたってどうしようもない現実はそこにあって。変な活動に利用されたり、胡散臭いの補助金目当てに紛れ込んだりしてるけど、あの日とどう向き合って良いか分からずに、それでも生きないといけないから必死に蓋をして時だけが経った人は沢山いると思う。もう向き合わないといけないのか。考えないといけないのか? 他の地域の人にとっては風化しつつある過去だから? とても羨ましい。災害の度に何故あの日の教訓が活きていないのか憤るし、ホントその後の被災者にも意見募ってほしいよ。雨や地鳴り怖くない? 忘れられる? って。3月に合わせた特集ドラマならともかく、無関係な連ドラのキャラ背景に盛り込んでくるのは早すぎる。逆に「もう過去なんだよ」って見せつけられたり、そこの時点で止まっている自分が「まだ向き合わないのか」と責められているようで。

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