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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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『源氏物語』は小学生のとき読書感想文書いたくらい、昔から大好きです。
(それなのにこんな劣化オマージュ書いてすみま(ry)
昔は「一番可哀想なのって紫の上じゃね?」と思ってたんですが
最近「藤壺さま可哀想過ぎる・・・(´;ω;`)」と思うようになり、
思い切って?二人分のSSSを書いてみました。

ちなみに「ないものねだり」を書いた時のBGMは大竹佑季さんの
『Greensleeves』日本語Ver.です。(知ってる人いるかな?(^^;)
大和和紀さんの漫画、『あさきゆめみし』の藤壺が死ぬシーン、
「わたくしはいつまでも終わらない夢の中に入っていきます……」
 (※ニュアンス)というモノローグがずっと印象に残ってまして。
藤壺にとって生きてる間はずっと眠れぬ夜みたいなもんだったのかなー、と。
好きな人に好きと伝えられない、拒み続けなければならない、って
失恋してフラレるよりずっと辛いですよね。
本当は「後悔はしていないのよ」って台詞をどっかで入れたかったんですが、
まだやることやる前に「後悔~」って入れるのは変だろう、
と思ってやめました(-_-;

紫の上のイメージはナナムジカさんの『鳥の歌』です。
紫の上の源氏に対する思いは恋や愛というよりも
雛の刷り込みのようなものだったんじゃないか、と。
二条院も六条院も、いや源氏そのものが紫の上にとっての鳥籠ですよね。
紫の上が小鳥を飼ってるという設定は原作にはないですが、
雀の子を捕らえようとしていた彼女に、
源氏が可愛らしい小鳥の雛を贈ってあげた、 というオリジナル設定です。
でも紫の上が本当に欲しがっていたのは野に生きる雀の子で、
どんなに可愛がっていてもやっぱり人の手の内でしか生きられない小鳥は
雀の子の“代わり”でしかない。
そんな小鳥と自分を重ねている、という細かい裏設定があります(^^;
『鳥の歌』のように彼女が真に自由を手にすることができるのは
死ぬ時しかないんだろうなぁ。きっと、藤壺の場合は死によって
源氏を愛する自由を手にすることができるけど、紫の上の場合は
死んでようやく源氏を愛さない自由を手に入れることができるというか。
似ているようで対照的な叔母さんと姪っ子ですよね・・・。

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ちなみに「ないものねだり」を書いた時のBGMは大竹佑季さんの
『Greensleeves』日本語Ver.です。(知ってる人いるかな?(^^;)
大和和紀さんの漫画、『あさきゆめみし』の藤壺が死ぬシーン、
「わたくしはいつまでも終わらない夢の中に入っていきます……」
 (※ニュアンス)というモノローグがずっと印象に残ってまして。
藤壺にとって生きてる間はずっと眠れぬ夜みたいなもんだったのかなー、と。
好きな人に好きと伝えられない、拒み続けなければならない、って
失恋してフラレるよりずっと辛いですよね。
本当は「後悔はしていないのよ」って台詞をどっかで入れたかったんですが、
まだやることやる前に「後悔~」って入れるのは変だろう、
と思ってやめました(-_-;

紫の上のイメージはナナムジカさんの『鳥の歌』です。
紫の上の源氏に対する思いは恋や愛というよりも
雛の刷り込みのようなものだったんじゃないか、と。
二条院も六条院も、いや源氏そのものが紫の上にとっての鳥籠ですよね。
紫の上が小鳥を飼ってるという設定は原作にはないですが、
雀の子を捕らえようとしていた彼女に、
源氏が可愛らしい小鳥の雛を贈ってあげた、 というオリジナル設定です。
でも紫の上が本当に欲しがっていたのは野に生きる雀の子で、
どんなに可愛がっていてもやっぱり人の手の内でしか生きられない小鳥は
雀の子の“代わり”でしかない。
そんな小鳥と自分を重ねている、という細かい裏設定があります(^^;
『鳥の歌』のように彼女が真に自由を手にすることができるのは
死ぬ時しかないんだろうなぁ。きっと、藤壺の場合は死によって
源氏を愛する自由を手にすることができるけど、紫の上の場合は
死んでようやく源氏を愛さない自由を手に入れることができるというか。
似ているようで対照的な叔母さんと姪っ子ですよね・・・。

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