そこまでの病気じゃなかったけど、体が変わってしまったのも髪の毛なくなったのもショックだった。あとキツかったのは、手術は必要だったと今は思ってるけど親が切れば元に戻る(マトモになる)と信じてたこと。そんな保障はどこにもない。症状で苦しんでた間、徐々に心や自律神経まで病んでたことを自分自身も親も認めたくないというか解ってなくて。身体も、ホント3日寝てると起き上がるのすらキツいからね？ 白血病は基礎体力自体が何をどう頑張っても衰えていく病。移植までどのくらいかかるかわからないけれど、リハビリは地獄の苦しみだと思う。だから別に、普通に生きられればアスリートとして復帰しなくても良いと思う。彼女の周囲は生きててくれるだけで嬉しいだろうから。まぁ目標がないと「必要とされてない、戻る場所がない」と悩む人もいるから、一概には言えないけど。病院生活はしんどいです。目も見えない、指も動かせない、人工呼吸器苦しい、寝返り打てない。音楽を聞くことも本を読むこともできず、痛みに呻きながら過ぎていく時間は果てしなく長い。脳腫瘍の術後とは違い、長いスパンで緩やかな闘病生活が続くのだとは思うけど。誰にも見せたくない見た目になって、落ち込む。私ファッション誌頼みましたもん。自分で買うのすっごい久々だった。外の女の子たちの可愛い格好に触れたかったから。頭に帽子(三角巾とバンダナの中間みたいな・・・)つけてさ、心細いから誰かに連絡したくても、誰に何送って良いかわかんないの。こんなに応援してくれる人がいるなら、どうか自分の分までドナー登録お願いします、と。今でも絶対髪は短くしません。傷隠せるように伸ばしてる。あとアレンジできるのって凄い特権なんだな、ってあの時感じたから。
私は親の望む結果には至れなかったけど、それまでの全てがなければ今の自分になれてないと思ってる。大切なものにも、恵まれてることにも気づけなかった。だから、自分の傷や過去を否定してほしくないな、って先日のアニメ映画にも共感したんですね(^_^;) 多分、そのまま大学出て就職してたら前や今の職場の同僚のような人たちとは交わらなかっただろうな、と。電車ですぐ隣に乗り合わせるような人たちの世界を全く知らないままとかゾッとするじゃないですか。あとこの小さな国だけで、世界は何て広いんだろう、何て優しい人たちがいるんだろう、とも感じたし。色んなことを自分のせいだ、って悔やんでも、何でのうのうと輸血までされて生きながらえてんだろう、と何度思ったか知れないけど。いつ死のうってそればっか考えて、引きこもってたし家族もバラバラ。それでも見捨てずにいてくれる人たちがいて、新しい出会いや発見もあり。趣味はたくさん見つけ、「楽しい」って顔を外でもちゃんとできてると思う。だから、今から結果やドラマを求めるんじゃなくてこれからとこれまでの彼女を否定せず見守ってあげてほしいと思います。頑張ってきた報いが、どうか訪れますように(>人<)

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