今回の帰省のお土産はおばあちゃんの分だけで
いいんだな、と思ったら少し寂しい気持ちになりました。

初めての帰省の時、最初のお土産くらいは形に残るものを
買ってあげたくて、焼き物屋さんを何軒も回った。
結局清水焼の夫婦茶碗は高くて買えなかったから、
駅前の扇子屋さんで店のおばちゃんに相談して、
おじいちゃんとおばあちゃんお揃いの扇子を買って帰った。
「素敵だ、素敵だ」って喜んでくれた二人に、卒業までには
清水焼の夫婦茶碗を買ってあげようと思ってたこと。

切手の収集が趣味だったおじいちゃんに、三大祭の度に
発売される記念切手を全部揃えてあげようと思っていたのに、
元気な時のおじいちゃんには葵祭の切手しか渡せなかったこと。
時代祭の切手を買って帰省した時には、おじいちゃんはもう
ベッドの住人で、意識もぼけてしまっていて。
切手を手に掴むこともできなかった。

私がこちらに来る時、おじいちゃんが画集を全部くれると
言ったのに、私は素気なく
「引っ越し先のアパートは狭いから持って行けない。
おっきい家に住むようになったらもらうから。」
と断ってしまったこと。

全部分かっていて一人暮らしを始めたのに、
いざその時が来ると後悔というか寂しさというか
ウジウジしてしまいますね（－＿－；
お盆には母の実家にも帰ります。
今を後悔しないために、どうしたらいいんだろう、と
最近考えます。

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