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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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元日秋保に連れていってくれたブッダ嬢におかげさまで、と動き出した報告兼ねて春の大滝の写メ送ったら「言い過ぎたかなと思ってたから、ケイトがそこまで行動に出られてたなんてビックリして泣いた。嬉しい。」と返ってきて・・・何かもうコッチが涙(ノ_・,) 私ホント今までどんだけの人に心配かけてきたんだろう、心を曇らせてしまっていたんだろう。特に純文なんか読んで就活講座に集う面々の独特さ見ていると、他人様の温もりが改めて身に沁みることがここ最近あり過ぎなんだが(*_*; 何引きこもって愚痴って迷惑ばっかりかけてたんだろう。心から申し訳なく、そしてどうしようもなくありがたい。みんな「ケイトは気づいてないかもしれないけど、こういうところがあるよ。だから話すの楽しい」とか、「私には無い羨ましいところがあるから」とこのヒネクレ者に向かって言ってくれる友達の存在がどれほどの励みになっているか、例えやっぱりそういう肯定的な評価を受け入れることが難しくても、この何年も暗い穴蔵で身動き一つ取らなかったような数年の間、彼らが細い糸を断ち切らずにいてくれて本当に良かったと思っています(>人<) ありがとう!それだけをひたすら感じる今日この頃。

以下タイトル感想。
一日の内、寝る前の少しだけでも美しい文章を読むと心が洗われるような気持ちになる(*´ー`) 一葉女史の書く話には日.本女性が萌えるストーリーの原点が全て詰まってるんじゃなかろうか? まぁ更に大前提として式部女史(紫でも和泉でも恐ろしいほどのエロ・萌え・禁断オールシチュエーションカバーぶり)たちがいらっしゃるわけだが、それをより少女小説や女性が萌えるポイントに絞って切なく仕上げていたり、また更に美しい日/本語で女子が反応せざるを得ない着物や髪型に触れつつ女性目線での男性の魅力的な見た目や性格描写をしっかり入れてくるところといい、怖いわー(;´д`) 恐らく男性作家の女性への執着やエロス・それらの妄想描写に相当するものなんだろう、このピュアッピュア(※プ○キュアではない)でプラトニックな切なさ溢れる情感は。
「恋女房」としてかなり強引に玉の輿に乗せられたはずが、子供ができた途端に飽きられて夫に辛く当たられ続ける関の苦しみ。堪えきれずに離縁を覚悟で出てきた実家で、子への断ちがたい思いを父親にこんこんと諭され「今宵限り関はなくなつて魂一つがあの子の身を守る」という悲しい決意で鬼のような夫の元へ帰る関が、思いがけず再会したのはスッカリ落ちぶれて車夫となっていた幼なじみ。関が原田に見初められるまで、密かに想い合っていた二人の人生の切なさ哀しさ(´;ω;`)ブワッ
「何が楽しみに梶棒をにぎつて、何が望みに牛馬の真似をする、銭を貰へたら嬉しいか、酒が呑まれたら愉快なか、考へれば何もかも悉皆厭やで、嫌やとなると容赦なく嫌やに成まする、呆れはてる我まま男、愛想が尽きるでは有りませぬか」惚れぬいた女を敵わぬ身分の男に奪われた、それだけの理由でこの家も持たぬ、女房も里に帰り子も喪い、この虚しい境地にまで堕ちてしまった録之助に感じる同情。嫁入りが決まった時、決して言葉にはできなかった録之助への想いを「これは取とまらぬ夢の様な恋なるを、思ひ切つてしまへ、思ひ切つてしまへ、あきらめてしまはう」と心を定めながら「その際までも涙がこぼれて忘れかねた人」が同じほど己を思ってそれ故に身を破滅させてしまったのかもしれない、と知った時の関の気持ち、自分はどんなに夫に辛く当たられても生活には困らない立場にあることの居たたまれなさが、どうしようもなく隔たってしまった二人の境遇が・゜・(つД`)・゜・ウワアァン! 何で人って思いのままに行動することが叶わないんだろうね・・・社会や家族やしがらみから解き放たれることが決して出来ない。これほど深く互いを想い通じ合った二人でさえ。だってその社会、他者との繋がりに確かに支えられ、よすがとなっていることも分かるからやっぱり断ち切れないんだよなー>< うわあぁ悲しい!そして萌える!(オイ。笑)
うちの小話を好んで下さる方は一葉さん絶対お好きだと思うので、もし読んだことがない方がいらっしゃいましたらぜひ・・・ホント旧仮名遣いとかも美しいので。新潮文庫の短編集あと二作で終わっちゃうよー、寂しい(ノ_・,)

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一日の内、寝る前の少しだけでも美しい文章を読むと心が洗われるような気持ちになる(*´ー`) 一葉女史の書く話には日.本女性が萌えるストーリーの原点が全て詰まってるんじゃなかろうか? まぁ更に大前提として式部女史(紫でも和泉でも恐ろしいほどのエロ・萌え・禁断オールシチュエーションカバーぶり)たちがいらっしゃるわけだが、それをより少女小説や女性が萌えるポイントに絞って切なく仕上げていたり、また更に美しい日/本語で女子が反応せざるを得ない着物や髪型に触れつつ女性目線での男性の魅力的な見た目や性格描写をしっかり入れてくるところといい、怖いわー(;´д`) 恐らく男性作家の女性への執着やエロス・それらの妄想描写に相当するものなんだろう、このピュアッピュア(※プ○キュアではない)でプラトニックな切なさ溢れる情感は。
「恋女房」としてかなり強引に玉の輿に乗せられたはずが、子供ができた途端に飽きられて夫に辛く当たられ続ける関の苦しみ。堪えきれずに離縁を覚悟で出てきた実家で、子への断ちがたい思いを父親にこんこんと諭され「今宵限り関はなくなつて魂一つがあの子の身を守る」という悲しい決意で鬼のような夫の元へ帰る関が、思いがけず再会したのはスッカリ落ちぶれて車夫となっていた幼なじみ。関が原田に見初められるまで、密かに想い合っていた二人の人生の切なさ哀しさ(´;ω;`)ブワッ
「何が楽しみに梶棒をにぎつて、何が望みに牛馬の真似をする、銭を貰へたら嬉しいか、酒が呑まれたら愉快なか、考へれば何もかも悉皆厭やで、嫌やとなると容赦なく嫌やに成まする、呆れはてる我まま男、愛想が尽きるでは有りませぬか」惚れぬいた女を敵わぬ身分の男に奪われた、それだけの理由でこの家も持たぬ、女房も里に帰り子も喪い、この虚しい境地にまで堕ちてしまった録之助に感じる同情。嫁入りが決まった時、決して言葉にはできなかった録之助への想いを「これは取とまらぬ夢の様な恋なるを、思ひ切つてしまへ、思ひ切つてしまへ、あきらめてしまはう」と心を定めながら「その際までも涙がこぼれて忘れかねた人」が同じほど己を思ってそれ故に身を破滅させてしまったのかもしれない、と知った時の関の気持ち、自分はどんなに夫に辛く当たられても生活には困らない立場にあることの居たたまれなさが、どうしようもなく隔たってしまった二人の境遇が・゜・(つД`)・゜・ウワアァン! 何で人って思いのままに行動することが叶わないんだろうね・・・社会や家族やしがらみから解き放たれることが決して出来ない。これほど深く互いを想い通じ合った二人でさえ。だってその社会、他者との繋がりに確かに支えられ、よすがとなっていることも分かるからやっぱり断ち切れないんだよなー>< うわあぁ悲しい!そして萌える!(オイ。笑)
うちの小話を好んで下さる方は一葉さん絶対お好きだと思うので、もし読んだことがない方がいらっしゃいましたらぜひ・・・ホント旧仮名遣いとかも美しいので。新潮文庫の短編集あと二作で終わっちゃうよー、寂しい(ノ_・,)

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