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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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年末呟きシリーズその②

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某戦争映画を見ました。
グロいシーン、人が死ぬ場面が沢山出てきました。
人が死ぬのは苦手です。
なるべくならそういうシーンも見たくないです。
なら何でそんな映画や本を見たり読んだりするのか、と言うと、
それがかつて現実に起こったことだからです。
実際は映画より何よりもっと悲惨なものだったでしょう。
私は実感として戦争というものを捉えることができない。
それでも、過去の事実とはきちんと向き合わなければいけないと思う。
実感が無いからこそ、知りたいと思うし、考えたいと思う。

少し前に、戦争から帰ってこられた方の話を聞いたことがあります。
自分の部下になった兄弟を助けられた話、戦友を亡くされた話、
ご近所から出征した中で戻ってきたのは自分と兄弟だけだった、という話。
穏やかに微笑みながら、話して下さいました。

映画を見ていて思ったんです。
何で、こんな壮絶な現場を目の当たりにした人が、
あんなに穏やかに笑えるんだろう、と。
どんな気持ちで生きてきたんだろう、と。
食卓での世間話のついでに戦争に行った話をできるようになるまで。
本当に素敵な笑顔をされた、優しいおじいさんなんです。
話を聞いただけでは迫ってこなかったものが、
映像が入ってきた途端、グワーッと込みあげてきました。
お話を伺った時もそれなりに考えさせられましたが、
改めてズンと来るものがあって。
映画を見ただけでは「ただ泣ける戦争映画だった」で終わっていたでしょう。
話を聞く。映画を見る。
その両方の過程があって、ようやく少し考えることができた。
私がこの時代に、この国に生まれた以上、
やっぱり知ろうとすることが大切だと思うし、
今よりもっともっと、ちゃんと考えていかなければいけないと思う。


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