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ほぼ対自分向けメモ録。ブックマーク・リンクは掲示板貼付以外ご自由にどうぞ。著作権は一応ケイトにありますので文章の無断転載等はご遠慮願います。※最近の記事は私生活が詰まりすぎて創作の余裕が欠片もなく、心の闇の吐き出しどころとなっているのでご注意くださいm(__)m
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読了しましたが、この時間になってしまったので四幕の感想まで。(※しつこいですが時事や現実の出来事への辛口や感情的な言及が入りますm(__)m

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ヘレネーが消え、孤独の深淵に取り残されるファウスト。悪魔の力を借りて彼の築き上げたアルカディアが崩れて行くのを眺めながら「眩くもはかない日々の大きな意の反映」を見出す。そしてヘレネーの残した衣の与えるやさしさに、初恋・グレートヒェンのことをやっと思い出しやがった(^ω^#) 好き勝手やっときながら、なーにが「胸の一番深いところにある焦れてきた宝」だよ。「己の心の中にある最高のもの」おうおう、こんな奴からはぜひ持ち去ってもらって結構だな!
メフィストーフェレスの地獄の底の話が興味深い。「逐い落とされた時にはどうにもそこらがあんまり明るいので、随分と窮屈で不便な思いをしたものだが、悪魔一同の吐き出した咳によって体内の毒気があたりに充満し、最後にはガスとなり地殻が大破裂してしまった。」うーん、コレどこの中.国?結果として「われわれの居場所も逆になり、今までの底が、今度は天辺になってしまった。最低のものは最高のものなりという理論の根拠も、悪魔たちはここに求めたというわけです。」なるほどー( ´艸`)プークスクス 彼の語る言葉に、ファウストは「気高く無言のうちに聳え立つ山塊は、どういうふうにして出来たのか、なぜ出来たのか問おうとは思わない。自然が自分の中に自分の基礎を置いた時、自然が地球を無理をせずに丸め上げた。・・・自然というものは、自分自身の姿をたのしむために、気違いじみた力ずくの荒業は必要としないのだ。」と反論する。
メフィストーフェレスの「あなたはこれほどはっきりしたことはないと思っているのでしょうが、私は現場にいたのだから、そういう工合に事は運ばれなかったということをよく知っています。・・・岩と岩とを打合せてできた山のかけら、陸地にあるよその世界から飛んできたすごく重たい物が腰を据えているのに、これほどのものを投げ飛ばす力の説明ができる者はいますか。哲学者なんか、手も足も出ませんや。とにかく岩がそこにある。これは事実だ。こいつをどう説明するか、われわれは考え抜いてきたわけだが、結論はというと――素朴な一般大衆だけが事実を事実として素直に認め、ひねくれた解釈などはしないのです。」という更なる反駁に、大いなる矛盾を感じざるを得ない。悪魔の自然観こそが神をも含む超自然的な力の世界への干渉を肯定しているとか。ファウストは「自然」という言葉をめっちゃ使うし愛してるみたいだけど、ソレは「創造主」を認めた上でのことなのかイマイチよく分かんないし(´・ω・`) 「自然がどんなであろうと、知ったことじゃない。正直のところ問題は、悪魔がその場に居合せたという一事にある。」メフィストーフェレスのムキになっているようなセリフ含め、このやりとりに19世紀という科学の黎明期、全ての自然の成り立ちが解明される予感への人類の最後の惑いのようなものが表されているのかな?

「満足というものを知らないあなたは、欲しいものもなかったのだろう」とメフィストーフェレスに話を振られて、ファウストは新たな欲について語り出す。「己は支配し所有したいのだ。行為がすべてだ、名声などなんの値打ちがある。」あーらら、いっちばん厄介な欲来ちゃった(´Д`;) メフィストーフェレスの「けれども詩人という手合いが出てきて、後世にあなたの誉れを言い伝え、愚行によって愚行を奨励することになりますぜ。」って返事が最高(^∀^)σヒャーッハッハ!OPとも繋がるし、確かにそんなん謡われたくないよねー、ってエピ盛られて語り伝えられちゃってる神様だの英雄山ほどいますもんね。そんな悪魔に「人間が何を志しているか、君は知らぬのだ。刻薄で辛辣な厭らしい君は(イヤイヤあんたも負けてませんって(^^)b)、人間が求めているところのものについては何も知らぬのだ。」とファウストは返す。でもね、この後に続く彼の野望、海と波に対する憎しみに思わず胸がかき乱されちゃった(-_-;)「広い平坦な岸辺に襲いかかる波が己の癪にさわったのだ。傲る心が情熱的に騒ぐ血によって、すべての権利を尊重する自由な精神を不快な気持にさせるようなものだ。」「波はあとからあとから押し寄せてきて、威力を揮って支配するが、引去ったあとを見ると、不安のあまり己を絶望させることは何一つとしてないのだ。」五年後のあの日が近づいている東北民として、これほど胸に突き刺さるセリフがあるかっての。津波が来ない大陸の人間は何ておめでたいんだろう。彼にとって波は非生産的に押し寄せる諸々の不条理の繰り返しの比喩でしかない。だからそれを「不羈なる自然の、目的をもたぬ力にすぎぬ。」と言い、「己はここで戦ってみたい。波をねじ伏せてやりたい。」なんて“精神的な意味で”のたまうことができる。現実にそれを必死にやろうとしてきた土地に生きる人間の存在を、この時代のヨーロッパに生きる人々にはきっと想像もつかないんでしょうね。
ファウストの望みを叶えるために、皇帝の戦争に協力し土地を得ろとそそのかすメフィストーフェレス。「また戦争か。賢者の好んで聴こうとしない響きだ。」おう、全くだとも(´-`)=3 若く享楽に走る皇帝に反発する勢力が出てくるのは当然。ファウストも「大変な間違いだ。・・・享楽は人を卑俗にする。」と納得する。皇帝が遊んでる間の国内の無政府状態っぷり、どっかの何かを彷彿とさせまくりますなぁ。どの時代、どの場所にもこういう悲惨は存在してきた、いや今も存在する。うちらが安全地帯から見て見ぬふりをしているだけで。しかし「新帝を立てて国に新たに魂を吹き込んでもらおう、市民生活の安全を保証してもらって、生れ変った新世界で、平和と正義とを一つにしてもらおう」という発想は、まだドイ○が民主制から程遠い状態だったことへの皮肉だろうか? いや絶大な権力を握っていた教会への皮肉か、やっぱり(笑)「事実そういったのは坊主どもなのです。奴らはよく肥えた太い腹の安全を計ったのです。奴らこそ誰よりも立ち働いたのです。叛乱は拡がり、神聖なものとされた。」あー、アジア人的には義/和団とか比.叡山なんかも思い起こさせますねぇ。

皇帝が陣を張る前山の上。やっぱり親戚縁者から寝返り出てましたか^^ヨーロッパの王室まじカオス過ぎて戦争だの革命だのの動き見ると爆笑するよな。日/本の武将だの将軍の跡目争いがみみっちく思えるくらい、みんなコッキタネー!口さきだけで、腰を上げようとしない諸侯も定番ですな。現代もオバ○とかっていう似たような感じのがいるよ☆(やらないなら黙ってれば良いのに、喋ることによって余計な結果を招き、結局出遅れて自体を泥沼化させるという天才でしたな。一般的な“頭が良い人”の判断というか行動として理解はできるけど)皇帝の「保身が利己主義の鉄則だ。感恩も思慕も、義務も対面もないのだ。悪徳の勘定書が一杯になると、隣家の舵で自分も焼き殺されるということを考えないのだ。」という真理を突きまくったセリフはぜひウチの平和ボケ連中にもお聞かせ願いたいお言葉。「新しい皇帝が出てくると指図されたとおりにぞろぞろと動いて行く大衆、贋の旗について行く羊のような根性なし」このくだりは阿Qの革命軍と村人たちをメッチャ想起させますね><←まだ引きずりまくってる(笑)
そんな諸侯や民衆の不甲斐なさをグチる間諜たちに向かって、「叛逆皇帝が出てきたということは、余の利益になる。今にして初めて余は、余こそ皇帝だということを感ずる。・・・どれほど豪華な遊宴の中にも、危険というものだけはいつも欠けていた。・・・その方どもが世に戦争を思いとどまらせなかったならば、今頃は余も武勲に輝いていたことであろう。 いつであったか(メフィストーフェレスの幻術により)一面の火に囲まれた折も、余は余の胸中に独立不羈の精神の気配を感じた。・・・勝利と栄光の他愛もない夢を見てきた余だが、余は今こそ余が不埒にも怠ってきたものを取り戻すのだ。」と皇帝は告げる。初めは彼のセリフに、じゃあ一人で勝手に戦ってろっての、無責任な為政者め^^#とムカつきましたが、最後に彼は戦う意味、危険にさらされて初めて己の地位と責任の実感を得られたのかな、と。そこへ現れたファウストに、「調子の良い時に群がってくる連中は沢山いるが、こちらが劣勢の時に駆けつけてくれる人物ほど歓迎されるものはない」と皇帝大喜び(笑)「数千の人間が余に味方し、あるいは敵となって、相争おうというこの刹那を大切に考えてもらいたい。独力でやりとげてこそ男ではないか。(このフレーズも繰り返し出てくるからゲーテ哲学の主要素なんでしょうね)玉座と王冠を欲する者は、その身にそれだけの値打ちがなければならぬ。」うーん、彼自身も世襲の皇帝のはずなんでしょうが、大陸の“天命”にも通じる思想だなぁ(・・;) そんな彼を「大願成就のために御自身の首をお賭けになるのはよろしくございませぬ。陛下というおつむりなくしては、我ら手足に何ができましょう。」と持ち上げてみせるファウスト、自分の本心との矛盾に気づきながらの二枚舌、全くクソ野郎だな!

自分が悪魔にやらせてることを皇帝が救った妖術師の仕業にしやがったファウスト(ノ∀`) でも皇帝が教会から遺恨を買ったキッカケもこれで納得だわ。「物事に拘泥せぬ心から出た善行は、大きく実るもの」という情けは人のためならず精神には実は密かに頷いてしまうけど。「私、良いことしてるんですー!」アピよりよっぽど押し付けがましくなくて救われるというか@ヒネクレ者だからさ(^-^;) メフィストーフェレスの配下の烏を見て不吉だと怯える皇帝に「鳩は平和の使者でございますが、烏は軍事の使者」と説明するファウスト、え、鳩の対称は何となく鷹だと思ってたわ・・・。
いくら実際の正体が忠誠を持たぬ悪魔とそれに魅入られた男でも、彼らに散々頼っておきながら「気味が悪くて叶わぬから、悪化した戦況の後始末は奴らにやらせよう。だが指揮杖は渡さない。」って将軍と皇帝酷くないか?まぁ結局悪魔のメフィストーフェレスの幻術によって上手くカタは付くわけだが。洪水の光景に怖気立つファウストに「騙されるのは人間の眼だけですよ。・・・ちゃんと地面の上にいるくせに、あっぷあっぷやって、水の中を泳ぐような恰好をして慌てふためいているとは愉快だね。」と語るメフィストーフェレスのセリフ、結局人間の真実ってこんなものなのかもなぁ、と昨今の原油価格や株の上げ下げに右往左往する世界とか、くだらない小さなことが溜め込んだだけで今の状態に陥っている自分を省みても思った(´-`)
更にメフィストーフェレスはがちゃがちゃいう武具の音を「妖しい、まやかしの音」と表したファウストに戦争の真理とも言えるものを教える。「その通りです、もう止めても止まりません。・・・籠手も脛当も、皇帝派と反皇帝派に分れて、永遠の闘諍を新たにします。頑固に先祖伝来の考えを変えず、和解の気配などは見られませんね。・・・悪魔の例に洩れず、最後にものをいうのは、党派の憎しみで、とどのつまりはなんとも怖ろしい結果に終るのです。」もう何もかもいつの時代、どの場所でも一緒や、人類って進歩できないのかorzと虚しくなってしまう言葉。

メフィストーフェレスの配下たちが戦利品を分捕ろうとしているところに、皇帝の親衛兵が現れて「それはわれわれの流儀に反する。兵士と泥棒が兼ねられるか。陛下の臣たらんとする者は、廉直な武人でなければならぬ。」と告げるが「廉直とはつまり徴発のことでしょう。お前さん方も同じ穴のむじなさ。」って取り込み屋に返されて何も言えなくなるってのが(ノ∀`) ホントこれって真実だよなー。いつの時代も“上”からの取り立てに民衆がどれだけ苦しめられてきたか!味方の支配者だろうが敵の略奪者だろうが、庶民にとったら何も変わりないよなぁ。
でもっていざ勝利を手にした皇帝は「幻術の助けを受けたことも事実ではあったが、つまりはわれらが独力で戦勝を獲たのだ。」とかのたまいやがる(笑)大僧正が大宰相を兼ねちゃってる時点で、教会の奴らに痛い目遭わされといて何やってんすか、と思うんだけどその大僧正様による皇帝への忠告でヨーロッパ・キリス○教社会における法王のおっそろしいまでの権力が分かるな!「妖術師の助けを借りて勝利したことがバレたら破門されて国が滅びるから土地と税金寄進しまくって新たな礼拝堂作れ」って?アホかー、生臭っ!(゜Д゜;)としか感じられないけど、その提言を「さすれば神を称え、余が罪障も消滅するであろう。余はすでに精神の高揚を感じ始めた。」ってナチュラルに受け入れる皇帝、なんちゅう世界や(((@_@;)))gkbr 私がこの時代にこの場所に生れちゃってたら一発で魔女認定食らってとっとと(以下略)のになぁ。ファウストが望みを叶えたことを大僧正の発言から確認できたわけだけど、そこからも更に教会に諸々差っ引こうとする大僧正に、さすがに皇帝の独り言「あの分では、当座の引出物に国全体を譲ってやっても満足すまい。」あー、やっぱ本音ではそう思ってらっしゃいましたか、と安心しちゃいました(^^;
ヘ○リー8世の件といい(イヤあれは彼自身も大概だったけどさ)、当時のヨーロッパにおけるキリ○ト原理主義というか教会の力と金の持ちっぷりって改めておっそろしいなぁ。カ○ッサの屈辱とか・・・皇帝だって逆らえないとか、錦の御旗かよ。(でも日/本はそこに更に複数の仏教勢力と実質的政務を執り行う将軍、時に振り回され時に利用し合い、という複雑な均衡・共依存関係が成り立ち得たというのが世界でもかなり特異かな? Tenno・公家側は生き残るために形骸化した権威としての立場を受け入れたのだろうし、武家もまた彼らに「お墨付き」をもらった存在であることを統治の正当化に利用した。そしてまた双方と依存あるいは癒着し、巧みに寄進や意のままに動く信徒を得るためのツールとして上手く隙間を埋めてきた寺院勢力という絶妙な絡み合いっぷりは、何だかんだ官僚制度がずーっと長いこと絶対的なシステムとして機能してきた近隣諸国と比較した時に全然違って興味深いです。すぐお隣の国なのに。笑)はー面白かった。明日こそ最後の感想をまとめたいと思います!




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確実にあるだろうと思ってた(つまりメイン目的だった)『しろばんば』無かった・・・(´・ω・`) 100円↑コーナーも見たけど、何故かどっちにも靖さん歴史系しか置いてなかったでござる。だからソレは持ってんだよ既に!^^# 安部公房も影も形も見当たらなかったなー。鴎外や海外系も。田舎の小規模店だからしょーがないかな。京都住んでた時は普通の本屋もマニアックなの置いてくれてるとこが近くにあったし、古書店もちょっと足伸ばせば色々あって良かったなぁやっぱり。ちょこちょこ足運ばないと中々欲しいのゲットするの難しいですよねー、古本は。仕方がないので1Q84二巻上(コレはもう古本で良いや、という判断なので見つけて手に入り次第読み進める方式で行きます(-_-;))と一年くらい欲しいものリストに放置してたチャイルド44上・下買ってきた。(こっちは何故か大量にあった。笑)ウチの妹、猟奇犯罪ネタ大好きで人の本棚から津山三十人殺しだの羆嵐だの持ち出すくせに完読できた試しがないんだよな(*_*; 大体「返ってこないなー」とビキビキきながら妹の部屋のキッタナイ床に落ちてんの発掘して怒りながら自室の棚に戻すパターン。コレは興味持つかなぁ?
Hoobastankのアルバムも見っけて、「DVD付きじゃん・・・?」とウッカリ魔が差しそうになったけど、「落ち着け、DL済みのと中身被ってるだろ?( ´∀`)」と良心の声に従って棚に戻しました(笑)まぁもう本だけでスペースがないしね・・・てか過去ヅカとジャ○ーズにハマっていなければ><うわあぁウチの棚にももう少し余裕があったというのに!最近のCD、バンド系でもライヴだったり特別インタビューだののDVD付けてくるから困る(;´д`) 対訳付きの歌詞も載ってるわけだし、i-tu○es日.本配信が限られてるバンドだってあるしさぁ。虫けらヒキらしく身の程を弁えて節制せねば@ホント最低\(^o^)/

追記:ないと分かると猛烈に読みたくなるのが人の性・・・うおお今猛烈に公房が読みたくて仕方ない!(;´Д`) 大学の時にウチの本棚見回した先輩に「ケイトさんは安倍公房とかは読まないの?絶対好みだと思うのに」と言われ・・・ぶっちゃけ余り好きじゃなかった(がストーンズファンという共通点があった。笑)相手だったので、天邪鬼にもあえて読まないようにしてきたんですよねー気になりながら(-_-;) で、『けものたち~』のあらすじどっかで見て遂に我慢ができなくなって。もう定番の砂の女でも箱男でも良いや。あー、三島と谷崎回帰したい気持ちも抑えきれなくなっているかも。次ブクオフ行ったらやばいことになりそうやな。あと川端康成も図書室でちょっと踊子かじってイラッときて放り出したんだけど、『みずうみ』が面白そうすぎってか今の自分にフィットしそうで読みたい。一応苦手だと判断した作家は「何故そう感じたのか」追及するために一作品は読もうとするんですけど(ハルキに何だかんだ言及したりしてるのもその確認のためかな? 逆にパラパラめくって毒にも薬にもならない、と思った作家の本は絶対に買わない)、太宰は母が地元民なのでそちらでの評判がドン引きするくらい悪すぎて欠片も手に取る気が起きなかったりするパターンもあるな(´-`) 純文ってある意味狂った人間にしか書けないもんだと思うから、リアル身近な人の話は聞いたら楽しめないんだわー。
あと聖.書と古典(日本の。つーか手持ちの全集)読み直したい気持ちもいっぱい・・・。何か『ファウスト』読んでたら「あ、私別にギ○シャ神話ネタも聖/書ネタと同じくらいの感覚で拾ってるからクリ○チャン文化土壌とか関係ないな」とちょっと安心したけど(笑)天文部あったら入りたいくらいの星好きだったんですよ、昔・・・。(だってもう死んでるかもしれない何万~億年前の光を今やっと目にしてるんだ、とか考えたらもの凄いロマンじゃない?)あんまり使いこなせなかったけど、天体望遠鏡も持ってます(^^;元から各国の神話好きで色々読み漁ってたのもあったし、星座の元ネタは知っとかないと、ということで。まじゼウスの種蒔きっぷりとかソレに対するヘラの嫉妬とか色々人間(神?)関係の入り乱れっぷりが生々しくて実に楽しい。古事記も面白いけどまた違った方向に斜め上で奔放だよねギリ○ャの神様!

以下病み

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こうやって終わりの前にやっておきたいこと、残ったことが沢山あるじゃん?と毎日自分に言い聞かせる日々。本当いつまで正気(じゃないけどまぁ家でPCいじれるレベル)でいられるんだろう。BMIは完全に18を上回ることはなくなったし、体脂肪率も時々標準回復するくらいでちょっと動くとあっという間に18前後にorz 外歩くともっと細い人いっぱいいるように見えるから大丈夫じゃん?とか思うんだけど(日.本だから?)あからさまにおかしかったり、不健康に見えてしまってないか不安でしょうがない。自意識過剰の行き過ぎがまさに偏執狂なんですよねー(笑)
大好きな本や音楽や絵に出会う度に、小さくて可愛らしい子供たちやその親御さんの微笑ましい光景、初々しかったり、本当にお互いを大切にし合ってるんだな、ってカップルとかを見かける度に、ああホントこんな素晴らしくて美しいものを作り出せる人間みんなに、諸々の欲望や苦しみにもがきながらも必死でそれらと闘う意志を持つ(つまり自分を除く)人類みんなに恵まれた未来が訪れますように、幸せになってほしい、と祈らずにはいられない(>人<) ホント感謝してるんだ、人間様の皮を被らせてもらって、大好きなその世界にこれほど近く、長い時間触れ合わせてもらったことには。


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第三幕読了。(※引き続き時事とか歴史諸々への言及含みますm(__)m)

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やっとスパルタに帰ってきたヘレネーさん、「世間の人は好んでわたしの噂をするが、誰にしても自分のことが大げさに語り伝えられて出来上がった荒唐無稽な話を聴けば、いい気持がしないのも当然」うーん、美人とか有名人って大変やな、ってくだんないことでいつまでもしつっこく騒ぎ立てるワイドショー見てても思うわ@現代(´-`) 「二通りの意味を持つ名声と運命、美貌の伴をする剣呑な二つのもの」が彼女には常に陰鬱に脅すようにつきまとっている。そしてそれ故に夫ともしっくり行かなくなってしまった、と・・・。でも正直数々の“伝説”と後半のストーリー含むよろめきっぷりを見るに、いくら美人とはいえ実父譲りの浮気性が過ぎるせいで数々の破滅を自ら引き起こして来たのでは?と言いたくなっちゃいますけどね(-_-;) そりゃ正式な旦那が怒るのも当然だわ、言わば入り婿だったわけだし、彼女のためにより領土を広げて強い国の王たろうと戦いに明け暮れてきたかもしれなかったのに、妻は女神の悪戯とはいえ若いのによろめくわ、そっちが死んだらすぐ弟に絆されるわ、挙句エジプ○でも火遊びとかそりゃもう一方的な被害者として慰められないのは当然だし、神々の時代とはいえ十年の歳月は大きいだろうし。(と、改めて真面目に考えてみる^^)引き換え侍女たちは能天気で随分調子良いな!(@o@;)
王に生贄の具体的な指図をされなかったことを不安に感じながら「取り越し苦労はせぬことにして、すべてを気高い神々にお任せしてしまおう。神々は、人間の思惑などにはとんと無頓着に、御心の欲するところに従って万事をお計らい遊ばす。わたしたち死すべき人間は、神々の御意に従うばかりなのです。」私の一番大っ嫌いな信仰者の思想ktkr(゜∀゜) 南欧が色々とダメなのはこういう理由ですね、そりゃゲーテさん的考え方のド○ツ人やある程度本人の意思や責任を大事にするプロテス○ント系とも相容れないわけだわ。

で、スパルタの宮殿に帰って来た彼女たちを出迎えたのは何とメフィストーフェレスが二幕で化けた(一体化した)ポルキュアスでしたΣ(゜Д゜;) ヘレネーさんたち、罠やで、逃げてー!醜いその姿に怒り狂ったヘレネー「お前みたいな化け物が美の横にしゃしゃり出て、陽の神アポㇽロンの万事を知り抜いた眼を怖れないとは。・・・あの神の尊い眼には、醜悪なものは見えないのだから。蔭を見たことのないあの神の眼には。 けれども悲しい運命の定めで、死すべき私たち人間は、美を愛していればこそかえって、醜悪で永遠に呪われたものを見ると、目に言いようのない痛みを覚えずにはいられません。 あつかましくも私たちの前に出てこようというのなら、神々によって創られた幸福な者の罵る口から出るあらゆる非難の威しと呪いの言葉をよく聴くがいい。」確かに醜い怪物相手とはいえ、何という差別意識(((>_<;))) これぞまさに本物のヘ○トスピーチの原形ですな!それに対して「廉恥と美が手に手を執ってともに歩んで行くことはないという諺の意は永遠に深く真実です。この二つのものの間には、深く根差した古い憎しみが巣喰っているので、どこでも敵同士として互いに背を向け合うのです。・・・老いが両者を早めに縛り上げなければ、両者はそのまま冥府のうつろな闇の中へ突っ込んで行ってしまう。・・・鶴は鶴の道を行き、旅人は旅人の道を行く。私たちの間柄も、まあそんなもの」と応じるポルキュアスの言葉、深いでぇ(´Д`;) 特に女性にとっての美醜は本当に厄介な問題だと思う。
ほんでもってポルキュアスは好き勝手合唱するヘレネーの侍女たちを、「他人が丹精したものを喰い荒し、芽生えた富を撮み喰いして滅ぼす蝗虫の大群のようなもの。征服され、市場に売りに出され、物々交換される商品のような女ども」とこきおろす。ヘレネーはさすがにカチンと来たのか、「褒めるのも罰するのも女主人だけがして良いこと、主人は召使が誰かを問題にせず、奉公ぶりだけを問題にする」と言い返す。ヘレネーさん中々強い!(^^)b 完全に対立した侍女たちとポルキュアス「醜いものは美しいもののそばに置いてみると、また一段と醜く見える。」VS「利口な人のそばだと、馬鹿は一段と馬鹿に見える。」この辺爆笑しそうになるわ(ノ∀`) 女主人ヘレネーさんは困り果てて「腹は立たないが悲しくなるから口汚い言い争いはおよし。忠実な召使たちの眼に見えず化膿するような仲たがいほど主人にとって不利益なことはない。何かを命じてもそれが即座に実行されるという気持のいい反響が戻ってこないから。」んー、日/韓を見るアメ○カ様の視点ですね分かります^^ でもそっちは種まいたの自分だからね!ウチはもうぶっちゃけ知らないっつーかできる限り関わりたくないよね、そりゃ半島が全赤化しちゃったら困るけどさ。

怒涛の過去を振り返りつつ「あれは現実の過去だったのか、それとも己の妄想だったのか。諸方の都を荒廃させた女の怖ろしい夢の光景は。あれはみなわたしの作り上げたものだったのかしら、今のわたしなのか、それとも未来のわたしなのかしら。」ダメだヘレネーさん、自分の仕出かしたこと分かってねぇ(^ω^#) 可哀想な?(半分は自業自得なわけだから)パリス兄弟と罪もないトロイアの皆さん・・・!神々の気紛れとアフロディ―テの勝手な贈賄約束のせいで(つД`)ウッウッ それなのにヘレネーは「怖ろしい不幸」だの「数限りない辛酸」だの悲劇のヒロイン気取りで「現在只今でさえ、どちらのわたしが本当の自分だったのかわからない」黄泉の国から出てきて運命に逆らい彼女を慕ったアキレウスのことも「幻の身と幻の身が一緒になったまでのこと。言い伝えにも、あれは夢であったとしてあります。わたしはこのまま消え失せて、幻になってしまいそうな気がする。」どんだけ外的要因に責任丸投げしてるんですかー!?そこにアンタの意思は全く介入してなかったと?(・・;)
そんなヘレネーに嫌味を畳みかけるポルキュアスを、侍女たちは「お前は過去の一番厭なことを現在に呼び戻して、現在の輝きとともに、同時に未来の、仄かに光る希望の灯をも暗くしてしまう。・・・お妃さまの魂は、もう半ば逃げ腰になっていらっしゃる。ぜひしっかりとお引止めしたい。」と黙らせようとする。うん、そりゃ確かに美貌のせいでヘレネーが大変な人生を歩んできたことはよくわかるけどさ(´・ω・`) そしてポルキュアス「人はわたしを醜いというけれど、わたしだって美しいものを美しいと見分けることは知っている」とヘレネーに歩み寄る。うわあぁ、逃げてぇ!(再)奴に王はお前らを生贄に捧げる気だ、とそそのかされ怯える侍女たちに向かって「死は所詮まぬがれられないのさ。それは万人が万人承知だが、潔い奴はごく稀だ。」と呟くポルキュアス、悪魔の本性のぞいちゃってますよー(´∀`)σ)Д`*)
で、何とか威厳を保ちつつ助かる方法を聞き出そうとするヘレネーにポルキュアスは「家にじっとして大切な宝を守っている者は生涯仕合せに暮せるけれど、閾の神聖な線を無造作に気軽な足取りで不埒に越えて行く者は、元の場所へ帰ってきてもすべてがらりと変っているもの」と痛烈な言葉を浴びせかける。でもってそこからファウスト上げの巧妙な誘導が始まるわけですな>< ヘレネーの夫・メネラーオス王の残酷さを訴え、「それはわたし故になさったこと」と庇う彼女に「美人は共有しがたく、美人を独占した者は、どんな形にもせよ共有ということを嫌って、いっそその美人を殺してしまうもの」と、きったねーけど信じさせるような嘘つきやがるポルキュアスの網に、ヘレネーは完全に絡め取られてしまった(((゜Д゜;)))gkbr

城の中庭の場面、自分たちの今後について不安に震え嘆く侍女たちに指揮する女が言うセリフ「そそっかしくて愚かで、ほんとに女の見本だわね。目先のことに気を奪われ、禍福の風の吹き回しにもてあそばれて、どちらにも平静な心で立ち向うことができず、寄るとさわるといがみ合って、てんやわんやの大騒ぎ。喜びにつけ悲しみにつけ、同じ調子で泣いたり笑ったりさ。」うーん、確かにそうだけどこれも現代なら女性に対しての偏見を助長するだ何だ物議をかもしちゃいそうなセリフですね☆アメリ○の大学図書館からこの作品が駆逐されないことを祈ってます(-人-)ナモナモ 「もうさすらい歩くのはいやです。ただ休みたい。」これがヘレネーの一番の本音の本音なんじゃないかな、と何かここで初めて彼女に対して同情というか胸打たれた。
で、懲りないファウストようやく登場(´-`)=3 望楼守使ってヘレネーの歓心買おう大作戦☆ですな。もう自分の容姿が引き起こす災厄にウンザリしてるヘレネーはファウストに彼を裁く役割を委ねられて彼を許す。許されたリュンケウスの「私は最初なんであったのでしょう、今は何なのでしょう。何を望んでいるのでしょう、何をすればよろしいのでしょう。眼が利くからとて、それが何の足しになりましょう。・・・進撃につぐ進撃をもって、私どもは諸方の国々を征服致しました。今日私どもが支配した土地も、あすは他の者の掠奪をこうむるという有様でございました。」んー、この辺ゲルマン民族の実際の歴史を思い起こさせるし、現在起こっている問題の諸々についても考えさせられますね(・・;) そんな戦いの中の掠奪においても他人が持っているようなものには目もくれず、ひたすら珍しいものを集めてきた彼が、余りに麗しいヘレネーの姿を前にそれらの貴重品にはなんの価値もないということがわかってしまった。だから「どうかひと目ごらん下さって、失われた価値を元通りに取戻させてやって下さいまし。」と彼女に宝物を捧げるという・・・。「拝するものの豊けさのために、一切が空虚になってしまった。」ホントどんだけ魔性の美貌なのヘレネー(@_@;) まぁでも分かる、往年の名作読んだり観たりした後に恐らく今だけで消えるな、っていう流行り物系眺めると何も感じないし時間ムダにしたな、って気分になったり。本当に美しい自然の光景や絵画の実物を目の当たりにするとクッソ憧れて保存してたPCの画像とか画集投げ捨てたくなったりするよね!(ん、ちょっと感覚ズレてる?)

ファウストの言葉が異様に快く響くと語るヘレネーに「言葉が心から出て胸に憧れの情が充ち溢れますと顧みて問うのです――」と早速愛の問答()を始めやがるファウスト^^# 心は未来をも過去をも見ないで、ただこの日、この時の現在ばかりが幸福、とか、ホント何なのこいつら。グレートヒェンの悲劇は?旦那だのパリス兄弟だのアキレウスは?「現在こそ、宝、利益、財産、抵当物」だと┐( ̄ヘ ̄)┌  晴れて?結ばれた二人の心地、ヘレネー「ひどく遠方にいるような、また近くにいるような気が致しますけれど、それでも「ここにいます、ここに」といわずにはいられません。」余りにも長い間美貌によってアチコチさ迷わされてきた美女の本音とも言えるのかもしれないなぁ、そう言える場所を得たことは。ファウストの「時間も空間も超越した夢」っつーのはアンタ、その通りだよ^^ まさに悪魔が見せてくれた束の間の夢な!「一生が終わってしまったような、けれどこれから始まるような気が致します。」と言うヘレネーに「「在る」ということは義務です、それが瞬時のほどであろうとも。」と告げるファウストに若干残る学者臭を感じる。
でもってやっぱり怒って妃を取り戻しに来たメネラーオス王に対し「海上をさまよい、掠奪し、窺うのが、あの王の好みで宿命」とほざきやがるファウスト。「陽光に恵まれたいずれの国にも勝るアルカディアは永遠にどの種族にとっても幸多き国となってくれ。」先に言及されていた兵士たちの分類を見るに、その種族の内に有色人種やラテン系は含まれていないんでしょうね、きっと(´-`) もうE Uはさ、北(北欧+アングロ+ゲルマン組)と南(東欧含む文字通りラテン=旧ローマ支配下)に別れれば万事解決してイギ○スも留まってくれるしス○スやノ○ウェーも加盟してくれんじゃね? フラ○ス先輩が一人で死にかけそうだけど(笑)面倒事ド○ツに丸投げしてきたツケの支払いということで・・・イギ○スに次いで旧植民地への影響力は強いわけだし、スペ○ン・ポル○ガル語圏の新興国もメッチャあるやろ。その利点を活かして(以下略)何でだろうなー、あの辺に支配された国がアレな感じばっかなのは@棒(’ ε ’) あっ、強制布教による文化断絶のせいかな?教育機会ゼロにしたせいかな?そのままテキトーにアングロに搾取されんのほっといたせいかなぁ?ほんと、唐辛子もトマトもコーヒーもバナナも黄金も、あんだけのもの輩出できる豊かな土地ゲットして暴れ回っといて何一つ活かせず、その土地の発展にも貢献できなかったとか、ある意味才能ありすぎですわービッ○リポンや!
ゲルマン民族の考えるところの理想郷アルカディアでは「人々は自適していて、誰もがその境界で不死になり、心やすらかでからだも丈夫。・・・その様子は神か人かと尋ねてみずにはいられないほど。・・・自然が浄らかな世界のうちに君臨するところでは、一切は融け合ってしまうから。」そしてヘレネーに「私もあなたもそんな風になったのだから、過去などになんの用がありましょう。・・・永遠の若々しさを湛える幸福な土地で、あなたは最もたのしい運命の中へ足を踏み入れられました。・・・私たちの幸福が楽園らしく自由なものでありますように。」とうそぶきやがるファウストがもう本当に(以下略)

「私がはっきりとこの眼で見たことを夢見ているのかどうか、それもやはり私にはわからない。」と言いながら眠り続けるヘレネーの侍女たちに「信じうる奇蹟の解決」を見届けさせようと起こすポルキュアスの言葉が不穏。「奥の究められない深い所」でファウストとヘレネーに何が起こっていたか、何と伝説通り息子が生まれていましたとさー(ノ∀`) その子の輝きと美しさを称えるポルキュアスに、侍女たちは「現在起っていることなどみな、過去の輝かしい時代の、侘しい余韻にすぎないのです。・・・数々の神々や英雄と同じように、この坊やもすべてに対して永遠に恵み深い霊であることを実に巧妙なやり方で忽ち証明してみせる」と語る様に、初めてさすがヘレネーさんの侍女!と感じられる一節が来ましたね。それでもポルキュアスは「昔のことなんかさっさと忘れておしまい。・・・誰もお前さんたちの話なんか聴きたがりはしないよ。・・・なぜって、人の心を本当に動かすのは、やはり心の奥底から出てきたものだけだからね。」と毒づく。このフレーズ繰り返し登場しますね。ゲーテ哲学の神髄かな? しかし洞窟の奥から響く甘い音楽を聴いて「陽の光なんか要らないわ。魂の中に夜明けが来て、どこを探そうとも得られないものが、自分の心の中に見つかったんですもの。」って侍女たち、絆されんのはっえーな!(´Д`;)
話題の親子三人の会話「人間らしく仕合せになるのには、愛でふたりが結ばれればいいのだけれど、めでたく三人が組まなければ、神々の味わう悦びは得られないのね。」おお、全国の子どものいない夫婦とL G B Tの皆さんの心を抉るヘレネー様。(すみませんソッチ系のネタに敏感になり過ぎな時期でして。笑)それに答えるファウスト「私はお前のもの、お前は私のもの。私たちはこんな風に結ばれ合った。これが最も望ましい状態だ。」子はかすがいってヤツですか・・・ウンだから、グレートヒェンちゃんが自ら殺さざるを得なかったお子さんと元の旦那との間に生まれたお子さんのことは(以下略)二人の息子エウポリオーンは大胆不敵な性質らしく、地面に縛り付けられず空高く昇ってみたいという望みをどうしても棄てられない。その体は親のものではなく自分のものなのだから、好きにして良いだろう、と言う息子に「やっとの思いで手に入れた私たちのもの」とあくまで我が子を自分たちの所有物であるかのように語るヘレネー。あぁ、いずこの時代・世界でも・・・((-_-)ウンウン 結局親のために己を抑えようとするけれど、エウポリオーンの持つ烈しさは留まるところを知らず、女性や戦争にも向けられていく。

狭苦しいところを嫌い、高く遠くを目指す彼は(ファウストのあくなき渇望という資質を強く受け継いでいるのかも)、理想郷の島に留まることを良しとしない。何故この美しい国に大人しくしていないのか、と問う侍女たちに「君たちは平和の世を夢見ているの。夢を見たい人は見ているがいい。戦争、これが合言葉、そして、勝利、と言葉が続くのです。」とエウポリオーン。侍女たちは「平和な世に住んで昔の戦争を懐かしがる人は希望という幸福に別れてしまう。」と返すが、エウポリオーンは「かつて危難の中から国を生み落とした、自由な精神と限りない勇気を持ち、抑えがたい神聖な志操を持って戦う人々に戦勝を得させよう。」と願う。両親であるヘレネーとファウストは「生れたばかりで、清らかな日に身を委ねるか委ねないかのうちに、急な階段を昇って、労苦の多い所へ憧れるのか。私たちのことなど、なんとも思わないの。」と我が子を引き留めようとするが、エウポリオーンは「死は掟であり、当然の宿命なのです。・・・遠方から黙って見ていられるでしょうか。とてもそんなことはできない。私は憂苦艱難を分かちたいのです。・・・おれはあすこへ住かなければならない。」とイカロスと同じ運命を辿る。
この辺、現代日.本人的に非常に胸に迫るやりとりじゃないですか? 歴史や戦争に翻弄されてきた一国民として侍女の言うことも分かるし、エウポリオーンの気持ちも解る。更には一個人として、ファウストとヘレネーの親心にも大半は納得が行くだろう。世界の情勢が変わりつつある中にあって、何が正しいのか、どういう道を選べば自分たちが生き残れるのか、それは道義的に善いと言えることなのか、まさに分かれ道に立たされているのが今の日/本の状況だと思う。だから、「作戦」として70年以上も前の真偽すら定かではない出来事への宣伝攻勢を強める、現時点ではどうやっても敵対するしかない陣営からの影響も相まり、右も左も入り混じって喧々諤々の議論になる。グローバリゼーションが良いだけ進行した中で起こってしまった世界的不況により各国のナショナリズムが高まる中、ホントどんな未来が待っていて私たちがどういう選択をしなければいけないのか、色々と考えさせられる問答ですね。(・・・まぁ実は正直傍観者として興味深々の面が強くて、時々自分がその人間様だったり日.本人の一員だってことウッカリ忘れそうになるんだけどさ(^^; 眺めるのは楽しいけど、皮被って存在させてもらってるだけの虫けらに干渉する権利はないとも思ってるし)

彼の死を悼む侍女たちの「あなたは絶えず好んで意志のない宿命の網の中へ駆け込まれ、力ずくで良俗、法律を振切ってしまわれましたが、しかし最後はこの上ない試案が、純粋な勇気を重んじさせて、すばらしい仕事に成功しようとなさったのに、それがお出来にならなかったのですね。 誰にそれが出来るでしょう――この憂鬱な問いに対しては、運命さえも黙り込んでしまいます。・・・でも歌声を新たに致しましょう。いつまでもうなだれてはいますまい。大地がこれまでにも歌を生み出したように、歌は再び生み出されてくるでしょう。」という合唱に泣きそうになった(´;ω;`) そうだよ、どんな悲しみや混沌や破壊からでも必ず立ち直る、人間って、世界ってすごいんだよ!と。ヘレネーは冥府から自分を呼ぶ息子の声に「幸福と美とは永く一緒にはいないという、古い諺を悲しいことにわが身で確かめました。命の絆、愛の絆は断ち切られてしまいましたね。その両方を嘆きながら、悲しいお別れの時がやって参りました。」とファウストに別れを告げる。かき消えた彼女の姿に呆然とする彼に向かい、ポルキュアスは「おなくしになった女神は、もういらっしゃらない。けれど残ったものには神の息吹きがあります。気高い、無限の価値のある恵みをおろそかにせず、高く昇っていらっしゃい。即座にすべて低俗なものの上高くあなたを支えてくれますから。あなたは力の続く限り、空高くとどまっていられます。またお会い致しましょう。けれども遠くで、ここからよほど遠いところで。」と。侍女たちも無法な心の呪縛から解放され、自然の中の霊という自分たちの本性に還る。

第四部の語る葡萄酒の産地・南方の怪物たちのまとめ「情け容赦もあらばこそなのですね、割れた蹄が良風美俗など踏みしだいてしまうのです。・・・酔っぱらいは杯を手探りに探り求めて、頭も腹も酒ではち切れそうです。心配する者もいなくはないが、そういう者のためにかえって騒ぎが大きくなるばかり。なぜなら新酒を容れようと思えば、古い革袋は早く空にせざるをえませんからね。」皮肉というか暗喩というかやはり大変示唆に富んだお言葉ですね(^^;

追記:ここまで二巻全体を通して見て、民族大移動の末にようやく中央ヨーロッパに安住の地を見出したド○ツ人は古代からずっとその場所で暮らしてきた人々の国であるギリ○ャの神話や歴史に憧れ、またその地の美しさや豊かさを羨み尊んでもいるけれど、同時にギリシ○人の性質や文化・価値観については長く蔑み理解を拒んできたのだ、と感じてしまいました(´・ω・`) もしかしたら単純な経済的問題だけではなく、そうした昔からの因縁というか互いへの妬み嫉み、ひねくれ根性も絡む気質の相違・相容れなさが彼らの不協和音の根底にあったのかな、と。ギ○シャ人からすれば、「俺らの国に押しかけまくって神話漁ってネタにしまくっておきながらバカにしてくるとか、何なの後からこっち来たヤツらのくせに」みたいな気持ちがあるのかもしれないし。ちょっと日/本と中.韓にも通じるかな? 「俺らが文化伝えてやったのにキイィー!o(`皿´)=3」みたいな感情が、それから軽く千年以上は経つ今でも存在するみたいな話聞くし・・・。(近現代にウチが融通したモンの方が既に多くなっちゃってるんではないですかねぶっちゃけ? あ、戦後賠償だから当たり前なのかソレは(´-`))
まぁとにかくそんな感じで、いくら東アジアより人の往来が激しくて混じり合った大陸でもこういうどうしようもない認識や感情的齟齬、また宗派対立すらも抱えた状態で統合なんて土台無理な話だったのではないか?と。経済規模や人口だって国によって全く違うわけだしさぁ。今日ブ○ゴスで読んだ記事で「そもそもE Uはドイ○の首根っこ抑えさせるためのアメ○カの陰謀が始まりだった」というのを見たけど、結果的にド○ツは(リーマ○ショックからの米衰退→ユーロ統合の波+メル○ルという辣腕指導者の力もあって)正直どの時代より、少なくともヨーロッパの盟主と言える位置に付けてしまっていると思う。英/仏がそうなれなかったのは、皮肉なことに植民地を沢山抱えていたことと名ばかりの戦勝国になってしまったことが大きいのかな、と。戦後、各植民地で巻き起こった独立戦争、更には植民地の公用語を自国語にしていたがために、それを使える移民が世界中から押し寄せる状態になるわけで、復興のための労働力として彼らを受け入れる方便が「人権」という決して押し戻せない彼ら自身の「信念」として定着してしまった。ここら辺アメリ○の「正義」と対を成すというか、面白いですよね「人権」の捉え方の微妙な差異が^^ その「信念」がまさに彼ら自身を歪ませ軋ませてしまっている今、彼らがどこへ向かいどの道を選ぶのか、盟主であることを拒んできたドイ○、盟主としてのバランスを取れそうな唯一の指導者が力を失おうとしている彼の国がどう立ち振る舞って、E Uいやヨーロッパ全体がどうなるのか改めて興味が尽きないな、と考えちゃった。二百年前の話読んで(笑)

四幕まで読了したので明日一気に全部読んで感想書けたら良いな、と思ってます!


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四大陸選手権男子レベル高すぎワロタ(ノ∀`) つーかボーヤンくん着火マンの才能ありすぎ!Pチャン、ぜひ真央ちゃんに復帰シーズンの立て直し極意を伝授したってくれ・・・。

※以下、いつもながら自分棚上げの時事ネタ辛口m(__)m

ブッ○ュ弟が家族総動員した直後に脱落とか(笑)マジでトラ○プだけは勘弁してくださいよ米/国民の皆さん・・・(´Д`;) ヒラ○ーは逃げきったけど主張を更に左に寄せたって? 就任と同時にT P Pひっくり返すのだけはナシな? ウチ的には十分農家見殺しっつーか犠牲(時間とA氏の黒髪含む。笑)は払ったんだからさー。

あと半島の南さんたら、自分たちは六本木の良い場所観光アピールに使わせてもらっときながら?東北復興イベントは直前にぶっ潰すたぁ、ケンカ売ってくれますなつくづく!^^#ビッキビキビキ 着ぐるみ運ぶお金だって安くないのに、わざわざ出向いたウチのおむすびどうしてくれんの? ホント世論調査でネガティブ度が下がったとか信じらんない。少なくとも私は永遠に国としては好意的に見られそうにないです、正直言って。

あとエッゲレス様のヨーロッパ、いや世界における特権階級っぷりったら、改めてつくづくビック○ポンやな!いやマジで脱けられたら困るからE Uも必死なんでしょうけど。あーあー全く羨ましいわ、そっこら中に子分がいる大・英・帝・国・は(´д`)=3

ウチの出来事では、まず某元選手クスリネタと議員失言報道がしつこすぎていい加減ウザい。おっさんアイドルと不倫タレントの件終わったらこっちかよ。何股かけてたんだか分からん芸人も地元民としてCM打ち切ってほしいくらい、炎上マーケティング真っ最中の相手女性がアレで居たたまれないけどな!メディアの存在意義を正しく考えれば、まーた一山当てようとしてるO女史の手記を検証したり、介護や子育て、ひいては若者の倫理観や暴力的な行為への認識をどう養っていくのかという点について、昨今の悲惨な事件を元に深く掘り下げて情報を調べ、識者を呼び、話し合って考えていくことの方がよっぽど今やるべき報道、必要とされていることなんじゃないのか?
あとは社.会主義と共/産主義の政党が一緒になって「民.主主義を守る!」とか盛り上がっちゃってる件にぶっちゃけ爆笑せざるを得ない(σ≧▽≦)σヒャーッハッハ!社会・共/産主義において主権を握るのは実質的に政府・体制・党であって、大多数を占める国民全体ではほぼないからな!まだ大企業に牛耳られる資.本主義の方が、その企業と関わる国民の数を考えれば(下請けで酷使される社蓄を含むとはいえ)よっぽど「国/民/主/権」と言えるように思うんだけど、いかがでしょう? 米に見られるように、一応大多数の国民の意見が仮託された世論に左右される選挙というシステムが機能するわけだしさ。

以下病みを含むかもしれない個人的な話。

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割と何度もブログで話題にしている、かなり依存してしまっている幼なじみが大変なことになってて、電話したんだけど結局自分のどうしようもないグチぶちまけコーナーも入りまじるという相変わらずのクソっぷりをさらしてしまい\(^o^)/ 今の体重だの色々聞き出されてダメ出しされた・・・。もうツーカーというか局地的ボーダレス症候群みたいな感じなんだよね、小さい頃からorz わかってしまうのや!イヤあっちは普通にマトモな子なんだけど。まぁ具体的には「あと2~3kgは体重戻した方が良い。私はまたケイトとおいしいもの食べに行ったり、カフェでケーキ食べたりするの楽しみにしてるんだからね」とか「おばあちゃんになってからあの時あんな電話したよねー、って笑い合いたい」とか言われ、こんな虫けらに(´;ω;`)ブワッ 何か結婚式のスライドでも「100歳まで友達!」みたいな、必死で生きろ生きろ、って多分家族より誰より一番心から訴えてくれているように感じるのが彼女なんだよね。だから、人間や世界への知識欲の他に何かもう一つ繋ぎ止めてくれてる最後の楔的な存在というか。(ホント重くてビックリするわ我ながら(笑)ホント諸々の事情が重なったりあり過ぎて、幼なじみの範疇に収められるのか謎な勢いの濃さだと思う(-_-;))少しでも彼女やそのご家族には報いられたら、これ以上心配や迷惑をかけずにいられたら、と考えるんだけど、いつその最後の枷が外れてしまうか分からない・・・。どうしたら良いんだろう、そしてせめて今の彼女のために何ができるんだろう、とそればっかり考えてしまう(*_*; あーもう無力。自分が情けない。


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第二幕感想。(※相変わらず時事への辛口含むよ!)

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昔のままのファウストの居室。何年経ってる設定なんだ?メフィストーフェレスのセリフ「(かつて彼がファウストに化けて騙した新人学生について)あの青年は未だにおれがいったことをしゃぶっているだろう。・・・世間様の期待通りに、大学の先生に化けて、もう一度そりくり返ってみせるか。威張ってみせるのは奴らのお手のものだろうが、悪魔はとうの昔にそんな気をなくしてしまった。」ここでも学問や学者への皮肉が覗きまくりですねー(^^;何年も放りっぱなしだった革衣から飛び出す虫たちの合唱に迎えられ、「種を蒔いてさえおけば、しかるべき時に取り入れられる」という言葉が意味深。「こういうがらくたや黴だらけの世界には、いつも気紛れの蟋蟀がいなくてはならないのさ。・・・おれを(革衣の真の持ち主・ファウスト)と認めてくれる奴らはどこにいるんだ。」からの懐かしい助手登場!「苔の生えた先生だ。学者などというものもそんな風に研究を続けて行くのだね、ほかにどうしようもないのだからな。そうやって小じんまりとしたカルタの家を建てるが、どんなに偉い学者だって、その家を建ておおせるということはないのだ。」真理過ぎて絶句・・・(´Д`;)
続いて現れた得業士によると、今では例のワーグネル君が「錚々たる進歩派の一人」として名を成しているらしい。門と扉が空いているのを確認して「これで漸く、今までのように、生きた人間が死人同然、黴の中でちぢこまって腐り、生きながらに死ぬこともなくて済むというものだ。・・・潮時を見て逃げ出さないと崩れ落ちた壁の下敷きになりかねない。僕は誰にもひけをとらぬ大胆者だが、これ以上先へは進めない。・・・もう何年も前に新入生としてここを訪れ、髭の先生方を信用して、奴らのおしゃべりを有難がったところだが。 奴らは古い本を手にして、知っていることや、知っていても自分では信じていないことを言って僕を騙し、お互いの生活を台なしにしてしまった。」ファウストやアーチャー主教の後悔と鏡写しやんけ(@_@;) ホント教師って(嫌いだけど)大変な職業だと思うわ。特に大学の先生となると、自らの研究と並行して指導を行うというのが矛盾を生むというか・・・教えるべきカリキュラム内容とまさに今自分が探求しようとしているヴェールに包まれた事実との差異をどうやって埋めれば良いか悩みもがくんじゃないかなー、って。本当の馬鹿ならそんなこと全く考えずにセンセー呼ばわりでメディアとか取り上げられて悦に入って楽しく過ごせるんだろうけど(笑)
得業士はメフィストーフェレスがファウストに化けてけしかけた新人くんでしたか・・・。再会した彼に「絶対主義者などには成り給うなよ。」とのたまうメフィストーフェレスに、「時勢の推移というものをお考え願って曖昧なお言葉はお慎み下さい。私たちの考え方は全然別なのですから。」と返事したる得業士くん。メフィストーフェレスは「若い人たちに真実ありのままを言ってやると、どうしても快く聴こうとはしない。だがなん年かあとになって、一切を自分の身にしたたかに思い知ると、こんどはそれが自分の独創ででもあるかのようにうぬぼれてしまって、あの先生は馬鹿者だったなどというのだね。」と応じる、この点はある意味でホントそうかも(-_-;) 得業士は更に「恐らく(馬鹿者というより)ずるい人だったという位ではないのですか。われわれに真実を率直に語ってくれる教師はいないのですから。教師なんていうものは、足したり引いたり、真面目くさってやるかと思うと、ぬかりなく学生どもをあしらうもの」と。うわぁ(´Д`;) 「君は経験を積んでもう人に教えてもいいつもりになっているらしい」と言うメフィストーフェレスに「経験などが何の役に立つものですか。問題は実に「精神」なのです。いかがでしょう、人がこれまでに学び知ったことは、果たして知るに値したことでしょうか。」と問いかける得業士、深い・・・!ファウストを超えたっつーか昔のファウストが思い悩んでいた境地というか、きっと今獲物選びをするなら(彼との出会いでそうなった可能性を否定できないとはいえ)彼は悪魔のターゲット第一候補になり得るのでは?
続けて老博士となったファウストに化けているメフィストーフェレスに「老いぼれて、もうなんの値打ちもないのに、自分がひとかどの者だと思うのは不都合ですな。・・・生命から新しい生命を創り出すのは、活きいきとした力も持った活発な血なのだ。・・・人間、三十を越したら、もう死人同然ですなぁ」と語る得業士。わーい、もうすぐ死人の仲間入りだよー!\(´∀`)/「青年の最も高貴なる使命が潮時を見て老害を叩き殺すこと」とか(笑)「人々を狭苦しい思想の枷から解放し、精神の声に服従して自由に内部の光をたのしく追い進み、前方に光明、背後に暗黒を従えてこよなき歓喜のうちに足早に歩いて行く」と意気揚々とする青年の姿を見送りながら、「阿呆めが。・・・どんなばかなことでも立派なことでも、およそ人間が考え出すことは、もうとうに先人が考えていたということがわかったら、奴もさぞかしガッカリするだろうて――だがあんなのがいても別にどうということはなく、少し経てば考えも変る。歳をとったら悪魔の言うこともわかるでしょう。」と毒づくメフィスト―フェレスさん(ノ∀`)

実験室ではあのワーグネル君が、何とホムンクルス(!)を生成しようとしていたのでした・・・(((゜Д゜;)))gkbr 「これまで流行っていたやり方(=錬金術?)は、単なる茶番」と言い切る彼。身近なものから始めて遠いものをわがものにするという力はもう昔の栄光をなくしてしまった、と。「人間は立派な素質を持とうとするなら、将来はもう少しましな生まれ方をすべき」でホムンクルス・試験管ベビーかよ、ゾッとするな!「自然の神秘として賞め称えてきたことを、今はわれわれの知性を働かして敢えて実行して、自然が今まで自分の手で巧みに作ったものを、今はわれわれが結晶させてみようというわけです。」と大真面目に語るワーグネルに、悪魔は「永生きをするといろいろと面白い目にも遭うものですなあ。この世には何一つとして新しいものはないということになる。」と応じる。ワーグネルは気にせずにレトルトの中身に夢中。「偉大な仕事というものは、最初はばかげて見えるが、これから先は偶然に俟つということを笑ってやることができるわけだ。すぐれた思考力を持つ脳髄などは、将来は思考家の手で創られることになるだろう。」・・・思考家の手によるものかは分かんないけどAIですね分かります^^チェスも将棋も人間に勝てる、介護も話し相手も務まっちゃうスグレもの!いやおっそろしー近未来への予言ですねゲーテさん。
生まれたてのホムンクルス「物事の性質上そうなのですが、自然の物にとっては宇宙といえども広すぎるということはありませんが(いや普通に広すぎだよ!><)、人工の物には、限られた空間が必要なのです。」空間じゃなくて時間だけど、寿命が短くて体力もオリジナルより弱いというクローンの鼠や羊や牛のことを想起させられてしまった(;_;) そんなホムンクルスを目の当たりにして「霊と肉体とはこれほど見事に調和し、緊密に結び合って容易なことでは離れそうもないのに、人生の毎日が愉しかったためしがない。これは一体どう説明したらいいのかね。」まるで昔の師・ファウストそのものの状態やんけ(´Д`;)
寝ているファウストに駆け寄り、その夢の光景を垣間見るホムンクルスに皮肉を言うメフィストーフェレス。そんな悪魔に「あなたは育ち上、自由に物事が見られるはずがありません。暗い所で泣ければあなたの本領は発揮できない」と告げる人工物(笑)ファウストが「(かつての居室であったはずの)こんな場所で目を覚ましたら死んでしまう。こんなところにいられるものですか。誰よりも呑気者の僕だって我慢できないここを出ましょう。」と「彼本来の活動舞台」にファウストとメフィストーフェレスを誘うホムンクルス。彼に「本物の幽霊は南方古代の幽霊」と告げられ、「あの暴政と奴隷制度のいざこざなど、七里結界だ。・・・自由の権のために戦っているなどとはいうが、奴隷が奴隷を相手に喧嘩をしているにすぎないじゃないか。」と言うメフィストーフェレスに「人間の喧嘩好きはどうにもなりませんよ。誰にしたって小さい時から、身を守るのに懸命で、それでどうやら一人前になれるのですからね。」と答えるホムンクルスとのやりとり、全く皮肉が効きまくってるゥー!(´∀`)σ)∀`) 現代社会の代理戦争と何も変わらない構図だな☆で、ファウストをどうやったら癒せるか、という話で「異教徒の土地ではそいつも通用しなかろう。そもそもギリシア人はろくでなし揃いさ。そのくせ官能の自由なたわむれで心をまどわし、人間を明るい罪悪へと誘い込む。そうしてわれわれの罪悪の方が陰気だという。」・・・つくづくドイ○とギ○シャの分かり合えない歴史の根深さに溜息が(以下略)ぺーネイオス河に向かうメフィストーフェレスの観客に向っての呟き「われわれは所詮、自分で作ったものに縋るのですな。」あー、真理や((-_-)ウンウン

古代のワルプルギスの夜、初っ端から魔女エリクトーの嘆き「不安で怖ろしかった夜が何度繰返されたかわからないが、しかし永遠に繰返されるでしょう……誰も国を余人に任せようとせず、力ずくで奪い取り、しっかり治めようとする人に任せようとしない。自分を征服できない人に限って、思いあがって他人の意志を自分の思い通りにしようとするのですから」んー、ここでは戦争について言ってんだろうけど、現代日/本人の私的には某壊し屋とか野党再編()のゴタゴタが思い浮かんじゃったかな(´-`) あと米ボス選の相手陣営叩きなんかも。そうやって手に入れた地位でマトモに職責こなした政治家が何人いるってよ? 本当ふざけんな、って話。(と人として最低限の義務すら果たせない虫けらに言われたくないでしょうけど。笑)
メフィストーフェレスの「(各々の目的が違うのだから)てんでに篝火を歴訪して、自分で自分の幸福を見つけ出そうとするよりほかはあるまい。」との一言でバラバラになった三人。ぺーネイオス河上流に来たメフィストーフェレスは古代の怪物たちを見て「こういうのは近代の精神を以って教育し、ここかしこ今風に糊づけして、上塗りをする必要がある」とか呟きやがる^^スフィンクスが指摘するメフィストーフェレスの本性「善人にも悪人にも必要にして、善人には禁慾の戦いの胸甲となり、悪人には無法を行う際の相棒となる。いずれも大神ゼウスの御心を慰めんがためなり」なるほどー(゜O゜) 一方でファウストは口喧嘩するセイレーンとスフィンクスたちを眺めながら「素敵だ、見ているだけで楽しい。醜悪の中に偉大で有為なものの気配がある。・・・この厳粛な一瞥によって、己はいかなる境界に身を移し置かれることになるのだろうか。」古代の様々な神話や伝説に登場する怪物を目の前にして妄想の翼が羽ばたく気持ち、わかるー(*´∀`)遺跡巡りしてる時の私の心情ね!「清新な精神がからだに沁み通ってくるような気がする。姿形も偉大なら、追憶も偉大だ。」感動するファウストに「以前ならこんなものは呪ったことでしょうに、現在はお気に召すと見えますな。」と嫌味を言うメフィストーフェレス。中々良いコンビぶりで(笑)ファウストが消えて古代の怪物たちの見慣れぬ有様に怯えるメフィストーフェレスにスフィンクスが告げる「われら、ピラミッドを前にして、諸々の国民の最期を見届けん。洪水、戦乱、和平の日――いかなる折にもわれらは動ぜず。」マジかっけぇ!そして羨ましい!>< まぁその「動ぜず」ってのが難点でもあるわけだけどさ。

ぺーネイオス河の下流に向ったファウストは、ニンフたちに「いつもあなたを避けがちの眠り」を勧められるが、ヘレネーの姿を忘れられぬ余りに「心は先を急ごうとする。」・・・ホントこのオッサン(^ω^#)ビキビキ 彼女の居所を訪ねようとしてまたがったケイローンを褒めまくる彼にケイローンが語るセリフ、「とどのつまり弟子どもは、なんの教えも受けなかったかのように、自分の流儀でやって行くものだ。」うーん、この辺も現代に通じる皮肉かな? アルゴー船に乗組んだ人たちの話に到り、「誰もそれぞれに勇敢だったな。自分の長所の持ち分で、他人の弱点を庇うという風だった。・・・力を合せてこそ危難を切り抜けることができる。一人が働きをすると、ほかの皆がそれを褒めるという風だった」どうして全ての人間はこんな風に生きられないのだろうか?(´-`)と何だかむしろ切なくなってしまう。でもって本題のヘレネーの話を振ろうとして、「女の美しさなど、何程のことがあろうか。人形のように動きのないものになりがちだ。朗かに楽しく生き動くような、そういう人間の姿でなければ褒めるわけには行かぬ。端麗な美はとかく自己満足に陥るもので、われわれを惹きつけるのは動きのある優美なのだ。」と言うケイローンの気持ちも分かります。お人形はお人形でその良さもあるけどさ。
ケイローンが背に乗せたヘレネーの年齢についての話で、「十になるやならずで……」と感動に打ち震える(笑)ファウストに対し、「いや、それは言語学者が、きみをも自分自身をも騙しているのだ。神話の女というのは詩人が都合のいいように描いてみせるのさ。大人になることもなければ、歳もとらぬ。千年万年経とうとも水もしたたるばかりの女振り、若い時分には誘拐され、年を取っても口説かれる。つまり詩人は時間に縛られんのだな。」うおおコレどこの二次元の世界ですかー!?/(^O^)\全てのキャラクターは18歳以上なんですね分かります。そんな歳月に縛られない彼女との出会いを滅多にない幸運、運命に抗って得た恋と表現するファウスト。自分も彼女を甦らせることのできないわけがない、という彼に「君は人間だから、そんなに夢中になるのも無理はないが、霊の眼から見れば、まず以って狂気の沙汰だ。」とケイローンは諭し、彼の狂気を治すために巫女マント―の元へ導く。けれどファウストはなおも「治してなど貰いたくはないのです。・・・治して貰ったりしたら、余人同様私も単なる俗人にすぎないでしょう。」とうそぶきやがる(´Д`;)

その後に出てくる蟻と侏儒たちのやりとりも現実世界への示唆に富みまくり(@_@;) 長老による「強さより速さだ。まだ平和な世だが、火事場を建てて、鎧、武器を作り、軍隊に納めよ。」かーらーの青鷺たちとの戦争、他の蟻と侏儒たち「誰がおれたちを救ってくれるのだろうか。おれたちが鉄を鋳造すると、やつらはそれで鎖を作る。逃げ出すのには、まだちと早い。だから大人しくしていよう。」そして仲間の鷺を殺された鶴は彼らを永遠の敵と定め、復讐を誓うとか・・・どこの世も(以下略)石の間をさ迷うメフィストーフェレスの前に再び現れたホムンクルスは「最高の意味で「出来上がる」ために方々をさまよい歩いてきたけれど、どの世界へも好き好んで入って行く気にはなれません。」と言い、さかんに「自然、自然」とのたまう哲学者二人と離れたくなくてあとをつけていると語る。彼らから己がどこへ身を託すべきかを学び知ることが出来るだろう、と言うホムンクルスに「それは独力でやった方が良い。・・・迷いがあって初めて分別を持てるようになる。「出来上がろう」と思うなら、独力でやること」と応じるメフィストーフェレスの助言は的を射ているものじゃないかと感じた。
南方世界に上手く馴染めないメフィスト―フェレスを嘲るドリュアスに彼が答える「誰しも残してきたもののことをとかく考えがちなものだ。馴染んだものは、いつまで経ってもいいものさ。」((-_-)ウンウン納得。ポルキュアスたち姉妹に出会って、言葉たくみに彼女たちをからかうメフィストーフェレスに対して彼女たちが答える「やめて頂戴。芸術の題材にされた方が良いと思ったところで、それがなんの足しになるのでしょう。夜の闇に生れ出て、暗黒の一族で、誰にも知られず、自分で自分がよくわからないほどなのだから。」ってセリフに何故か共感してしまった@病んでるー\(^O^)/

ホムンクルスは人間嫌いの不平家、未来のことがわかる神ネーレウスの元を訪れる。「神々になろうと一所懸命だが、いつになっても一箇所で足踏みをしているという哀れな代物」と人間を捉えて嫌いながら「優れた人間を見ると、面倒を見てやらずにはいられない病がある。」何だツンデレかネーレウス(´-`)=3 ホムンクルスが忠告を求めていることを告げるタレースに「立派な忠告も人間にはまず馬耳東風で役に立たず、なん度もしくじって自分で自分に腹を立てるが、それで性懲りもなしに我意を張り通す。」と答えるネーレウスの言葉、全くですねサーセンm(__)m その後に現れたネーレーイデスとトリートーンたちの「類ない神々は、いつも成長なさりつつあるので、得難いものをお求めになって、憧れ飢え苦しんでおられるのです。」何だ、神も人間と一緒じゃん・・・。そんな神々を眺めつつホムンクルスが呟く「あの神さまたちは不細工で、まるで不格好な土器の壺だ。しかし賢い人たちがそれにぶつかって、固い頭を痛めるのですからね。」という言葉に「それこそが人の欲しがるものなのだ。錆がついて初めて貨幣にも値打ちが出る」と返すタレースと「そういうものこそ、わしらのような老空想家にとっては面白い。風変わりなほど、値打ちが出る」と応えるプローテウス、歴オタとして同意せざるを得ない(・・;)
タレースがプロ―テウスにホムンクルスについて説明する「精神的な特性には欠けるところはないのですが、肉体的な能力というものがなさすぎるのです。・・・だから何はともあれ肉体を欲しがっている」というセリフ、それに答えるプロ―テウスの「お前こそ文字通り処女の産んだ子だな。生れない前に、もう生れてしまったというやつだ。」これだったのか、エンジェルの言ってた未成年者の自殺のくだり!Σ(@o@;) 結局プロ―テウスはホムンクルスに「まず小さいところからやり出して、ごく小さいものを飲み込んで満足して置く。そういう風にして次第に大きくなって行って、高度のものを仕上げるようにするのだな。」とアドバイスするが、その結末は(以下略)

「神々の御稜威を厳かな人間の姿に創り刻んだのは、われわれだったのです、われわれが最初だったのです。」とのたまうテルキーネスに対しプロ―テウスが毒づく「太陽の聖なる生命の光の前では、生命のない拵え物など洒落にもならぬ。奴らは相当なものを創り上げた気になっているが、こういう高慢な手合いが一体なんだというのだ。巨大な神像がいくつも立ってはいた――が、一度の地震で滅茶苦茶にされてしまったではないか。・・・地上の営為は、それがどういうものであれ、所詮は無駄な骨折り損なのだ。波の方が生命にはずっと役に立つ。」地震と津波両方くらった宮城県民として、非常に胸に突き刺さる言葉です。人間は何てちっぽけで儚く、この世は虚しいものなのだろう、と。やっぱり仏教、諸行無常に通じる思想をこのセリフからも感じますね。
ホムンクルスに対して「精神だけの存在」として海の中へ入るように告げるプロ―テウス。「無理に上位のものの中に入ろうとするな。人間になってしまったら、それでもう終点だからな。」対してタレースは「それも事情いかんによってのことで、一時代の一人物になるのも悪くはなかろう。」とこの問答もウーン、深い((-_-) その後に現れたプシュレンやマルゼンたちのセリフ「新しい時代の者どもの目に見えずに、われら静かに動く者は、鷲のローマ人も、獅子のヴェネチア人も、キリスト教徒も、回教徒も懼れず、上にどんな支配者が君臨して、入れ代り立ち代りどんな政治をしようとも、逐い合い、殺し合おうとも、畑地や町々を蹂躙しようとも、われらは、この先ざきも永く、美しい姫君の伴をし続けるのだ。」皮肉混じりでしょうけど、いいなー羨ましい!(´Д`*)
水信者タレースの「万物は水から生れ出たものだ。万物は水によってその存在を保たれるのだ。・・・お前こそ最も活きいきとした生命を保たせてくれる源なのだ。」からの一年に一度しか娘に会えないネーレウスの親心「娘の姿は人混みの中に光って見える。こんなに遠方からも、はっきりと明るく光っている、わしの心の中では、いつも間近く、ありのままに。」は泣かせますなー(つД`) そして結局「やむにやまれぬ憧れを示す兆候」に襲われたホムンクルスくん・・・(´;ω;`)ブワッ



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